冬のご褒美は、スパが魅力の至福の湯宿。
温泉ビューティ研究家の石井宏子さんと美容賢者が太鼓判を押す、珠玉の7軒。
確かな技術と効果実感の高さで信頼感アリ!(門司紀子さん) 高原リゾートの草分けの赤倉観光ホテルは、1937年に創業。新潟県妙高山の中腹に位置し、標高1000mから望む絶景は、日々の喧騒が一瞬で遠のくほど開放的だ。運がよければ、幻想的な雲海を拝むこともできる。温泉は、妙高山から自噴する赤倉温泉の源泉かけ流し。
硫酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸の3つを含む泉質で、美肌効果も高い。そんな自然の恵みとともに味わいたいのが、「アース スパ」。
自然哲学の五行説にならい、妙高高原の大地のエネルギーを取り込むプレトリートメントをはじめ、肌の状態に合わせて“氣”のバランスを整えるスパで、心身を心地よくほぐしてくれる。美容エディターの門司紀子さんは「老舗の『ザ・デイ・スパ』監修で、安心のクオリティ。
温浴効果や疲労回復効果が高く、浸かるたびにパワーを感じる赤倉温泉と、ホテルの古き良きレトロな雰囲気も魅力」という。ほか、野毛まゆりさん、片岡えりさん、永富千晴さんが推薦。
●新潟県妙高市田切216 TEL.0255・87・2501 スタンダードメニューのアースバランシングボディ(60分)2万3100円~。宿泊1名3万1500円(1室2名利用)~。※宿泊客以外もスパ利用可
ご当地ならではの薬草蒸しも体験してみて。(石井宏子さん) 富山県でも有数の景勝地・神通峡(じんづうきょう)のほとりに佇む「日常から離れるリトリート」がテーマの宿。保温&保湿効果が高い春日温泉で、スパは気分や状態に合わせた漢方オイルを使う雅漢樂(がかんらく)コース、地元の豊かな自然から抽出したエッセンシャルオイルを使う森林香コースがある。「薬都・富山の伝統を取り入れた雅漢樂コースがお気に入り。 温泉で体を温めた後、木製ドームに入って富山県産の薬草蒸しで発汗して老廃物を追い出します。植物エキスと薬草をブレンドした漢方オイルによるトリートメントはリンパの流れをなめらかにする強めのタッチ。富山ならではの貴重なスパ体験が味わえます」と温泉ビューティ研究家、旅行作家の石井宏子さん。