サウジアラビアで充実の時を過ごす

アル・イテハドでプレイするカンテ photo/Getty Images

12日より、サウジアラビアでクラブワールドカップ2023がスタートした。 まず開催国枠で登場したのは、大型補強で話題を呼ぶアル・イテハドだ。開幕戦ではオセアニア代表のオークランド・シティと対戦し、華麗に3-0で勝利。アフリカ代表のアル・アハリが待つ準々決勝へと駒を進めた。 アル・イテハドはこのゲームでもFWカリム・ベンゼマ、MFファビーニョ、エンゴロ・カンテら強力助っ人が先発しており、ベンゼマとカンテは得点も記録。センターラインが安定しているのは大きな強みだ。 中でも英『Daily Star』が注目したのは、カンテだ。レスター・シティ、チェルシーで活躍してきたフランス代表のボールハンターは、近年何かと怪我に悩まされてきた。しかし今季はアル・イテハドで充実の時間を過ごしており、今回のオークランド戦のゴールも見事な一撃だった。 このパフォーマンスにSNS上では、「カンテは調子が良さそうだし、チェルシーは彼を呼び戻すべきだ」、「カンテがチェルシーにいなくて本当に寂しい」、「カンテを手放したクラブは間違い」など、カムバックを願うチェルシーサポーターの声が出ている。 カンテの場合はコンディションさえ整っていれば、フランス代表でもまだまだプレイできるだろう。クラブワールドカップで何を見せてくれるのか楽しみで、決勝まで勝ち上がれば欧州王者マンチェスター・シティと激突する可能性もある。大型補強を見せるサウジアラビアのクラブVS欧州勢のバトルは注目を集めるはずで、開催国枠のアル・イテハドが目指しているのはそこだろう。