センバツ2023 北陸と氷見、いざ甲子園へ出発 /富山
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する北陸(福井)と、21世紀枠の氷見(富山)の選手が13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場に向けて出発した。両校では出発式が行われ、在校生らが選手にエールを送った。【国本ようこ、青山郁子】 ◇北陸 誇りを持って戦う 34年ぶり2回目の出場となる北陸の出発式では、朝倉乗恵校長が「皆さんの応援を力に変え、てっぺんを目指す勢いで北陸旋風を巻き起こしてほしい」と激励。笹井多輝主将(2年)が「誇りを持って戦い、絶対に優勝してきます。応援お願いします」とあいさつした。その後、選手たちはバスに乗り込み、集まったダンス部の生徒らが「頑張って!」とポンポンを振って見送った。 北陸ナインは、大会初日第2試合(18日午後1時開始予定)で、高知(高知)と戦う。 ◇氷見 市民に勝利届ける 30年ぶり2回目の出場となる氷見の出発式では、選手と村井実監督らが学校正面玄関前に整列。三津島淳校長が「苦しい戦況でもナイスファイトを見せてくれると信じている」と健闘を祈った。青野拓海・副主将(2年)が「氷見市民に勝利を届けられるよう頑張ってきます」と決意を述べた。選手たちは在校生が見送る中、バスで出発した。 氷見ナインは、大会第6日第2試合(23日午前11時半開始予定)で、東北(宮城)―山梨学院(山梨)の勝者と対戦する。 一方、3年連続10回目の出場となる敦賀気比(福井)は、すでに甲子園に向け出発。大会第3日第3試合(20日午後2時開始予定)での大阪桐蔭(大阪)との対戦に向け、関西地方で練習を重ねている。