中3目線で八尾発信 地元の150人が盛り上げ おわら最終日
3日に最終日を迎えた「越中八尾おわら風の盆」で、富山市八尾中の3年生約150人は富山市八尾町中心部に繰り出し、オリジナルパンフレットや地元商店とのコラボ商品などを通じて、ふるさとの魅力を発信した。風の盆に合わせて町を盛り上げるプロジェクト「八尾をプロデュース!」の総仕上げで、中学生の目線から八尾をPRした。 プロジェクトはSNSで地元を紹介する「PR部」、パンフレットを作った「案内部」、おわらを踊る「芸能部」、商品開発の「販売部」、美化活動の「ボランティア部」、ラベルをデザインした「デザイン部」の6部で構成する。 3日は各部が活動し、八尾町東町の玉旭酒造では、生徒が考案した5種類のラベルを貼り付けた限定品「八中(はっちゅう)大吟醸」を販売した。店舗内に限定品の特設スペースを設け、来店客に商品と八尾の魅力を紹介した。 吉永莉都さん(14)は「仕事を通して経営の大変さを学べた。パンフレットやラベルなどで八尾を紹介できてうれしい」と話した。玉旭酒造の玉生安津子さんは「活動を機に地元の産業に目を向け、将来につなげていってほしい」と話した。