「ちちんぷいぷい」関西圏以外で放送するねらいとは?
MBS毎日放送の人気情報番組ちちんぷいぷい」が10月からリニューアルすると、先月末に大阪市内で行われた三村景一社長会見で発表した。この発表にツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも「現在の関西色が薄まるようだ」「ちちんぷいぷいは関西のままでいいのでは?」といった反応が多く見られた。そこで、同局の広報担当者に今後の方向性などを聞いてみた。 【動画と拡大写真】「ちちんぷいぷい」MBS河田アナ、くっすんが語る「昔の人は偉かった」の裏側
1999年10月に放送スタート
「ちちんぷいぷい」は、1999年(平成11年)10月11日に放送を開始。番組当初は角淳一アナウンサーの癒し系のトークやのんびりした雰囲気が受け、出演者との会話やプロジェクターを使った解説が評判を呼ぶなど、ゆる~い関西ノリで人気を広げていった。 その後、角アナが2011年9月で卒業。以降は同局の西靖アナが総合司会を務め、2014年からは元関西テレビの山本浩之アナが加入し、西アナとダブル司会体制に。金曜日は河田直也、西両アナが総合司会を務めている形となっている。
「番組スタッフが現地に行きます」
同番組は関西圏のほか、2014年度下期からは北海道放送、2016年度下期からは鹿児島の南日本放送でも放送されており、2017年度下期からは宮崎県の宮崎放送での放送も決定した。「今後は、北海道などネット地域にもスタッフを駐在させ、独自取材を増やしていく」とし、リニューアルに伴い出演者も見直していくそうで、各放送地域の出身者などもキャスティングしていくという。 そこで同局の広報担当者に問い合わせると「関西色を薄めるつもりはなく、基本的に関西ローカル番組です」と力強く話す。 また「どこが支持されているのかをしっかり受け止めて、番組を作っていく。北海道、鹿児島にもすでに番組スタッフが常駐して、現地リポートをしています。10月2日からは宮崎でも観て頂ける。これは、現地で誰かを雇ってという方法もありますが、そうではなく、我々の番組スタッフが現地に行きます。ちちんぷいぷいらしい目線で取り上げていきます」と続けた。