「ちちんぷいぷい」関西圏以外で放送するねらいとは?
「『ちちんぷいぷい目線』でやる」
しかしそうなると「関西色が薄まるのでは?」という心配はないだろうか。そのことについて広報担当者は「関西色が薄まると感じる方もいるかも知れませんが、よりテイストを広げていくという意味で『ちちんぷいぷい目線』でやるものです。番組が始まってから18年、視聴者の年齢層も上がっており、音楽を取り上げるなど、若い層も含め、より幅広いものにしていくということです」と話した。 一方、視聴者はこのリニューアルをどのように感じているのか。同局の地元・大阪の街で何人かにインタビューしてみると「けっこう好きな番組です。関西ローカルとしてのディープな感じはしないけどね」(60代男性)、「ヤマヒロさんはカンテレ時代はもっと弾けてたような気がする。全国に広げる必要はないのでは?」(50代男性)、「関西のテレビのおもしろさを関西以外の人に知ってもらえるチャンスでは。昔はもっと関西の番組が全国ネットでみられたと思うし」(60代女性)、「北海道や鹿児島から関西に来てる人も多いだろうし、みてる方も新しい情報を得られる機会だと思う」(40代女性)、「関西色は薄めないほうがいいと思いますけど」(50代女性)などの意見が聞かれた。 広報担当者は最後に「レギュラー陣については、改編発表の場を設けていますので、その時にお知らせします」と話していた。 (文責/フリーライター・北代靖典)