忘年会シーズン〝深夜便〟運行します 12月の週末限定 九州産交バス、熊本市タクシー協会
忘年会シーズン、帰りが遅くなってもバス停へ-。九州産交バス(熊本市)と熊本市タクシー協会は25日、市中心市街地から郊外に向かう深夜バスや乗り合いのジャンボタクシーを12月の週末限定で運行するとそれぞれ発表した。 熊本の交通
バス会社の減便やタクシー運転手の不足で輸送力が減っている中、年末の金、土曜深夜の移動需要に応える。 九州産交バスは12月6、7、13、14、20日の深夜に五つの路線で1日各1便運行する。午後11時45分~翌午前0時5分に桜町バスターミナルまたは水道町を出発し、山鹿温泉(山鹿市)か大津産交(大津町)、木山産交(益城町)、戸島駐車場(熊本市)、松橋産交(宇城市)に向かう。 運賃は通常の倍。県内で実証実験中の「渋滞なくそう! 半額パス」を使えば、通常運賃で済む。途中停車のバス停などはホームページに掲載している。 一方、熊本市タクシー協会は、12月の毎週金曜と土曜の午前0時から午前2時まで「城下まちナイトライン」と銘打ち、乗り合いのジャンボタクシーを10分間隔で運行する。定員は最大8人。 乗車場所は水道町バス停のみ。降車場所は水前寺駅通り、神水町、健軍四ツ角のバス停3カ所で料金は一律1500円。現金のみの前払い制。小山剛司会長は「公共交通が連携して、移動手段を提供できない時間をなくす取り組みの一つにしたい」と話す。
酔客が2軒目、3軒目を楽しむ時間的余裕ができれば、繁華街の活性化にもつながりそうだ。(立石真一)