県勢初の優勝旗を 星稜、大舞台控え知事と金沢市長表敬 ベンチ入り予定の18選手ら /石川
<センバツ高校野球> 第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する星稜の選手らが27日、県庁と金沢市役所を表敬訪問し、優勝が期待される大舞台への意気込みを示した。 星稜からは林和成監督と山下智将部長、山瀬慎之助主将(2年)らベンチ入り予定の18選手が訪問。鍋谷正二校長も付き添った。県庁では谷本正憲知事が「甲子園では常連校。高校野球ファンが活躍を期待するのは自然の感情だと思う。重圧と受け止めず、一戦一戦勝ち抜いてもらいたい」と激励した。2年連続でセンバツの指揮を執る林監督は「昨年大会のベスト8の壁を破りたい」と語った。 山瀬主将は「日本一になるために練習してきた。石川、北信越の代表として県勢初の優勝旗を持ち帰る」。昨春から3季連続出場の甲子園だけに、抱負を述べる姿も堂に入ったもの。谷本知事も「(春夏合わせて)32回も甲子園に出てれば、あがらんわな」と笑顔だった。 金沢市役所では山野之義市長が「時間のやりくりがつけば、甲子園に応援に行きたい」と宣言。市長への表敬訪問で恒例の各選手の決意表明では、4番を張る内山壮真選手(1年)が「全国制覇に貢献できるように一つ一つのプレーを大事にする」と力を込めた。生徒会長を務める吉本有佑捕手(2年)は「持ち前の明るさでチームを活性化させたい」と声を張り上げた。 選手たちはこの日午後、同校野球場で練習。例年なら降雪に悩まされる時期だが、珍しく連日グラウンドで体を動かすことができ、充実した調整を続けている。【岩壁峻】