興國が4発快勝で好発進!盤石の試合運びで茨木を寄せ付けず
5月19日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の中央トーナメント1回戦がJグリーン堺で行われ、興國が茨木を4-0で下した。 【フォトギャラリー】興國vs茨木 プリンス関西1部で開幕5連勝と6戦負けなしで2位の興國はこれが今大会の初戦。対して、府リーグ3部の茨木は1次予選2回戦から3試合を勝ち抜き、プリンス勢との大一番に辿り着いた。 先制したのは興國。17分、MF8水野凪斗(2年)が蹴った右CKにDF2松岡敏也(2年)がゴール前で合わせネットを揺らした。 早い時間にリードを奪った興國はここから落ち着いてゲームを進める。最前線で身体を張るFW9仲谷蓮斗(3年)と1.5列目から飛び出す水野。右からはMF10久松大燿(3年)に松岡がタイミング良く絡んでいく。左からはFW11安田光翔(2年)が持ち前のスピードで仕掛けていった。 追いかける展開となった茨木もバランスは崩さず、コンパクトな陣形をキープしたまま興國の攻撃に対応。追加点を許すことなく前半を終えた。 ハーフタイムに2枚替えを行った興國が後半も焦れずに相手を押し込み続ける。すると54分、左サイドのFKからMF6尾形祐輔(3年)が中に入れたボールにDF5國岡俊哉(3年)がニアポストで合わせ押し込む。興國がリードを2点に広げた。 茨木は途中出場FW9黒田優(3年)の抜け出しで得たCKから、MF32永山(3年)がフリーでヘディングシュートを放つも、右に外れ反撃の狼煙は上がらず。 対して興國は、61分に途中出場のFW27吉岡大樹(3年)が持ち運んでそのまま左足で3点目をゲット。さらに63分には、こちらも途中出場のFW19松元アンドリィ(3年)が左サイドでDF2枚の間を単独で突破。その後も寄せてきたDFを振り切り中に切れ込むと、そのままニアを撃ち抜き4点目。 一矢報いたい茨木もFW76高瀬光太郎(1年)の持ち上がりから、パスを受けたMF8岡田蓮太(3年)が右足で狙うもシュートは枠を捉えられず。 そのまま試合は4-0で終了。盤石の試合運びで茨木を寄せ付けなかった興國が中央トーナメント2回戦に駒を進めた。 初戦を突破した興國は26日に常翔学園と8強入りをかけて激突する。 (文・写真=会田健司)