ウクライナ支援合意、「G7の断固たる姿勢示せた」と加藤財務相
(ブルームバーグ): 加藤勝信財務相は、主要7カ国(G7)によるロシアの凍結資産を活用したウクライナ支援に関して、「G7が一致してウクライナを断固支援するという姿勢を示すという意味で大変有意義なものだ」との見解を示した。米ワシントンで25日開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議終了後の記者会見で語った。
声明によると、G7は凍結されているロシアの国家資産から得られる特別な収益を活用し、約500億ドル(約7兆6000億円)をウクライナのために支出する特別収益前倒し融資(ERAローン)イニシアティブの実施要領について合意した。
加藤財務相は、日本を含む各国の融資額については今年のG7議長国のイタリアから今後発表されると述べた。G7会議ではERAローンと国際租税についてのみが話し合われ、米大統領選に関する議論はなかったという。
--取材協力:氏兼敬子.
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Toru Fujioka