「やっぱり大したもん」 阿部監督が明かす坂本勇人への耳打ちとは 大逆転勝利呼び込むヒットの裏話 4年ぶりの優勝へのキーマン3人目
残り10試合前後となったセ・リーグ。首位巨人は4年ぶりのリーグ優勝へマジックを6としています。 【画像】強烈な打球に対して好守備を見せた坂本勇人選手 優勝争い真っ只中、阿部慎之助監督を巨人元監督の高橋由伸さんが直撃すると、優勝のカギを握るキーマンの3人目を明かしてくれました。 その選手は、現役で最もヒットを打っている18年目のベテラン・坂本勇人選手です。 10日から行われた広島との3連戦。試合が行われたのは10日の試合前時点で、1勝4敗2分と鬼門にしていたマツダスタジアム。 当時、両チームのゲーム差はわずか「1」、巨人は1敗でもすると勝率の差で首位陥落の可能性もある3連戦でしたが、2戦目では9回に一挙9点を奪う大逆転勝利を収めるなど、3連勝しました。 この2戦目で高橋さんが気になったシーンがあり、「9回の最後の大逆転劇があった中で、坂本に打席に入る前、一言二言あった。そのときはどんなことを?」と阿部監督に質問。 それは2点ビハインドの9回、ノーアウト1、2塁の場面。犠牲バントを決めれば1アウトにはなるものの、チャンスが2、3塁に広がりますが、ここで阿部監督が坂本選手に耳打ちをしていました。 阿部監督は「『送らないから(バントをしない)。どんな結果でもいいから普通に打て』と。それで送り出した。僕は最初、(坂本は)今年に限ってはバントはやらせないって言った、一番ヒットを打っている選手だし」とこの場面での話を明かし、坂本選手は大逆転勝利を呼び込むヒットを打って、チャンスをノーアウト満塁に広げました。 高橋さんは「シーズン前に言われたとはいえ、あれくらいの選手になると『とはいえここは送るでしょ』ってなる」と話し、阿部監督も「思いますよね」と同感。 「だからこそ自分が(直接)言った方がいいなと思って言った。だけどあそこで打てるから、やっぱり大したもん」と、頼れるベテランを称賛しました。 (9月20日放送の日本テレビ『news zero』を再構成)