「あいつがミポリンなら、おれは“タンバリン”だな!」 西岡徳馬、中山美穂さんと名優のエピソード明かす
俳優の西岡徳馬(78)が9日、東京都内で初の自伝「未完成」(幻冬舎)発売記念会見を開き、6日に急死した女優で歌手の中山美穂さんと名優とのエピソードを明かしながら「若くてね、キレイな方が…残念ですね」と追悼した。 ◆中山美穂さん、最後のSNS投稿【写真】 1970年の劇団文学座入りから50年以上の豊富な芸歴ながら「未完成」というタイトルにした理由について「俳優は死ぬまで現役。まだまだいけるぞと思っている。人間は死ぬまで未完成で完璧というものはない。未完成で可能性があるっていうことは素晴らしい」と含蓄のある言葉で思いを語った。 「東京ラブストーリー」などトレンディードラマでも活躍した西岡は、中山さんとの共演について「妹の(中山)忍さんとは2時間ドラマでたくさん共演したけれども、たぶんご一緒のドラマはなかったと思う」と振り返った。 その中で、西岡と親交の深いタレントせんだみつお(77)から聞いたという、名優・丹波哲郎さん(2006年死去)と中山さんの初対面時のエピソードを紹介。「丹波さんがいるところに中山美穂さんが来て『よろしくお願いします。初めまして。ミポリンといいます』とあいさつした。中山さんが帰った後、丹波さんがせんだに『おい、あいつは何だ?』と言ったので、『この子は今ミポリンと言ってすごく有名なアイドルなんですよ』と説明。丹波さんは『おぉ~あいつがミポリンなら、おれは”タンバリン”だな』と言った。記憶に残っている」と笑いながら明かした。
中日スポーツ