“性加害問題”で国連が報告──「ほど遠い」「救済への道のり遠い」 “4つの問題点”指摘 SMILE-UP.や東山社長の反応は?【#みんなのギモン】
■受け止めは? 元ジャニーズJr.に聞く
山崎アナウンサー 「旧ジャニーズ事務所のこれまでの会見でも、『真摯に取り組んでいく』という話もありました。これからもSMILE-UP.は被害者の皆さんに寄り添って、誠意を見せていくことが大切だと思いますが、当事者の方はどう受け止めているのでしょうか?」 近野解説委員 「13歳の時に性被害を受けたという、元ジャニーズJr.の橋田康さんに27日、お話を聞きました」 橋田さん 「SMILE-UP.も『それくらいしか言えないのかな』という内容ではあるんですけど、国連が関わってここまで言っていることの意味を、もう少しメディアもしっかり取り上げて、SMILE-UP.もしっかり答えて、という仕組みがしっかり循環するといいなと思いますね」 「SMILE-UP.だけが苦しんで、SMILE-UP.だけが悩んで非難されてというのも僕は違うと思うんですよね。世界での話になってきているわけだから、日本人として全体がそこに向かわなきゃいけないと思います」 近野解説委員 「社会の一人一人みんなが問われている問題だ、という指摘です」 桐谷キャスター 「被害者の皆さんの補償やケアが進むのはもちろんですし、絶対に性被害を起こさないように、社会全体で私たちも取り組んでいかなきゃいけないなと思いますね」
■誹謗中傷対策も課題…メディアの責任も
忽滑谷こころアナウンサー 「被害者の皆さんの誹謗中傷も大きな問題だと気になります」 近野解説委員 「国連の会合に出席した二本樹さんは『被害者は絶え間ない誹謗中傷や嫌がらせにさらされています』と話し、誹謗中傷や嫌がらせをなくすための対策が必要だと訴えています」 「SMILE-UP.も引き続き、被害者救済に向けて金銭補償だけでなく、心のケアや誹謗中傷対策にも全力で取り組んでいくとしています」 山崎アナウンサー 「旧ジャニーズ事務所も果たしていく責任はあると思いますが、改めて私たちメディアもそうした責任があることは考えていかなければいけません。近野さんもそういった思いはありますよね?」 近野解説委員 「メディアに対する指摘は繰り返し受けてきました。被害を訴える皆さんは、『メディアが動かないと社会は変わらない』とおっしゃっています」 「この間、『メディアの沈黙』と厳しく批判された私たちには、関連する動きを伝え続ける責任があります。今後も丁寧にしっかりと報じてまいります」 (2024年6月27日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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