深澤辰哉、『わたしの宝物』出演決意の裏にメンバーの存在「Snow Manを知ってもらうチャンスにもきっとなる」【インタビュー】
俳優の松本若菜が主演するフジテレビ木曜劇場『わたしの宝物』(毎週木曜 後10:00)。7日放送の第4話放送を前に、松本演じる主人公・美羽の幼なじみで、彼女がかつて愛した男性・冬月稜役の深澤辰哉(Snow Man)が合同取材に参加。美羽同様、激しい運命に翻弄される冬月を演じてみての感想や、今作にかける思いなどを語った。 【写真】透明感あふれる!純白ドレス姿の松本若菜 同作は夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意した一人の女性・美羽とその夫・宏樹(田中圭)、そして彼女が愛した彼・冬月、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く。 ■胸キュンせりふも「ずっと逃げてきた」冬月の直球の愛情表現には苦戦 ――現在は第4話を撮影中ということで、ここまで冬月を演じてみていかがですか。 大人のヒリつく恋愛ドラマに参加する未来は、一度も見えたことがなかった。オファーをいただき、自分が持っているスキルでは全然成立しないような難しい役だなと感じていたのですごくプレッシャーはありましたが、周りの共演者の皆さんとかのおかげでいいものができているのではないかな。ただラブシーンみたいなのをやったことないもので…(笑)。誰も想像していなかったと思いますし、自分でも見られないかもしれない(笑)。ただ、きれいに表現はできたかな? ――ラブシーンに照れくささはありましたか。 自分がその場で演じている時は芝居にちゃんと集中していましたが、いざ出来上がったものを見ると“俺こんな顔してんだ”とか不思議な感覚で…改めて見ると照れはあります。 ――冬月の難しさは具体的にどのようなところで感じたのでしょうか。 僕は、Snow Manのライブとかでも胸キュンせりふみたいなものから全部逃げてきた男(笑)。どうしても笑いにもっていくクセがあったので、冬月はストレートな言葉が多く「好き」とか「ありがとう」とか、思っている気持ちを女性にぶつけることはなかったので、若菜さんはすばらしくあたたかい方なので受け入れてくれますが、やっぱり緊張しますね。ずっと逃げてきたから(笑)。ライブでもちゃんと向き合っておけばよかったです。 ――これをきっかけにライブでも胸キュンな言葉を言ってみる? ないね(笑)。でもわからないですよ、次のドームで自分で意識せずに胸キュンな言葉を言っちゃってるかもしれないですね。冬月が降りてきちゃってるかも(!?)。でもこの作品に入ってから中身を含めて、一皮むけた気はします。 ――恋心を表現することに関してはどうでしょうか。 言葉で伝えるとか言葉のニュアンスはわかりやすく表現できるけど、表情や目のお芝居で見え方がだいぶ変わってしまうというところを監督さんにいろいろ教えてもらっています。ちょっと目線をズラすとかストレートなだけじゃない部分が大事になってくるので日々、監督さんと相談をしながら一個一個のお芝居を作っている感じです。 ――以前、松本さんに取材した際に深澤さんが「大人の色気を出すことに苦労されている」とお聞きしたのですが。 正直、大人の色気っていうのが自分の中でわからないというか…どうやって出すんだろうなと、意識すればするだけできなくなっちゃうのでなにも気にせず。大人の色気ってなんなんだろう(笑)。でも第1話は確かに大人の色気が必要なシーンがあったので自分なりの魅力みたいなものを出せたらいいなと思って挑みましたけどそれ以降、そこまで大人の色気を出すシーンがまだないので…。せりふでは難しいので、表情や目の動きで表現できたらいいなとは思っています。 ――序盤と比べて冬月を演じるなかで印象が変化したところはありますか。 印象は変わらない、すごくストレートでピュアな人。1話からきっと最終話まで一貫して同じ。それは冬月のいいところ。でもちょっと大人なのにちょっと子ども心を忘れてない感じも彼の魅力なので、自分がどれだけ表現できるかを考えながらお芝居しています。本当に自分に似ています(笑)…自分で言って自分で笑っちゃった。真面目でピュアなところとか子ども心を忘れていないところは似ている。自分でもいうのもおかしいけど、性格含めて似ているからこそ、ちょっと間違えると深澤になるんですよ。監督さんにも「今、ふっか(深澤)出てるよ」と言われたりして。なるほど、これは僕なんだ、とその駆け引きは難しかったです。