馬場貴也「僕、狙っているんですよ」獲得賞金大台突破へ壮大な野望【戸田ボート「ボートレースダービー」】
◇23日 SG第71回「ボートレースダービー」2日目(埼玉県・戸田ボート) 歴史にその名を刻むか。ボートレーサーの誰もが夢みる舞台のグランプリを一昨年、昨年と栄えある3日目トライアル2ndの1号艇で登場。2024年シーズンもマネーバトルのトップをひた走る馬場貴也が、初日をまくりと逃げで会心の連勝ゴール。試練の6号艇で迎えた2日目11Rは猛追及ばす4着に終わったが「正直、今年はSGでのエンジンの抽選運が全然よくない。出てないことが多かった。その状態でこれだけ稼げているのは流れがいいからもしれない。運がいいですね。でも、今年のSGで一番乗りやすいし、グリップしている」。レバーを当てた反応は抜群級のパートナー4号機に最高の賛辞を贈る。 「最近になって、ふと思い立ったんですが、ダービーとチャレンジカップを勝って、グランプリを優勝すれば獲得賞金は3億円いきますよね。僕、狙っているんですよ」。謙虚をモットーとして、決して大きなことを言わない馬場が語った壮大な野望には値千金の価値がある。ボートレース界及び、公営競技の年間獲得賞金最高額は”艇王”と呼ばれた植木通彦の2億8418万円。馬場にその偉大なる記録を塗り替える決意はみなぎった。
中日スポーツ