【時系列でわかる⑩】イスラエル軍「地上作戦をガザ地区全域に拡大」戦闘激化(25日~12月3日まで)
■日本時間11月30日午後 イスラエルとハマス 戦闘休止の延長で合意
イスラエル軍はイスラム組織ハマスの戦闘休止が継続されると発表しました。 ロイター通信によりますと、イスラエル軍はさきほど、「人質のさらなる解放のための仲介者の努力に鑑み、戦闘休止は継続される」と発表しました。 ハマス側もSNSで、戦闘の休止が7日目も継続されることで合意したと発表しました。 ただ、延長期間など詳細についてはまだ明らかになっていません。 これまでの合意では、戦闘の休止は日本時間30日午後2時に期限をむかえることになっていて、延長にむけた交渉が続けられていました。
■11月30日 エルサレムで2人が銃乱射…3人死亡 6人けが
中東エルサレムのバス停付近で2人が銃を乱射し、現場にいた3人が死亡、6人がけがをしました。イスラエル側は銃を撃った2人について、イスラム組織ハマスに関係していると主張しています。 事件が起きたのは30日の朝で、エルサレムのバス停付近に車で乗り付けた2人が銃を乱射しました。事件直後の映像からは、現場にイスラエル治安当局の車両や救急車が集まっているのがわかります。 地元有力紙ハーレツによりますと、3人が死亡、6人がけがをし、容疑者2人は付近にいたイスラエル軍の兵士らによって制圧されたということです。 イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が続いているさなかでの事件ですが、イスラエルの国家安全保障相は容疑者2人について、ハマスに関係しているとの見解を示したということです。
■11月30日 イスラエルとハマス、戦闘休止「1日延長」で合意
イスラエル軍とイスラム組織ハマスは、戦闘休止をさらに1日、延長することで合意しました。 イスラエルとハマスの戦闘休止は日本時間30日午後2時が期限とされていましたが、その直前になって双方から戦闘休止を1日、延長すると発表されました。合意の後、イスラエル首相府は、戦時内閣が29日夜の段階で、条件に沿った人質解放リストが届かない場合は直ちに戦闘を再開すると決定していたことを明らかにしました。ただ、期限の直前になって条件に沿ったリストが提出されたため、戦闘休止の延長に応じたとしています。 こうした中、アメリカのブリンケン国務長官が30日、イスラエル入りしました。ネタニヤフ首相や戦時内閣の要人などと会談し、戦闘休止や人質解放について協議しているものとみられます。