心配ごとや責務、タスクを頭の中から追い出して生産性を高める「ブレイン・ダンプ」メソッドとは
ブレイン・ダンプを優先順位付けする
すべてのタスクをどこかに書き出すことができたら、次は優先順位付けです。 私のお気に入りの優先順位付けメソッドは、アイゼンハワー・マトリクスで、タスクごとに重要かつ緊急、緊急ではないが重要、重要ではないが緊急、重要でも緊急でもないとタスクを区分します。 X軸に緊急度(適時性)、Y軸に重要度をとったマトリクスを作り、四分割された各領域にタスクを書き込んでゆきます。 カンバン方式も利用できます。カンバン方式では、仕事を「予定」、「実施中」と「完了」に分けます。 この場合、鉛筆で書いて消しゴムで消すこともできますし、大きなボードを準備してタスクは付箋に書き込むようすれば、完了度が変わる度に付箋を移動できます。 カンバン方式はアイゼンハワー・マトリクスに比べると優先順位付けの面では弱いのですが、すべてのタスクがどのような状態にあるか可視化できます。 これもブレイン・ダンプと同じように役立ちますが、何が必要で、いまどの段階にあるのかを思い出そうとして一日を無駄にしてしまうことがないよう、すべてのタスクを配置できているか確認する必要があります。 ブレイン・ダンプを強化するツールとして、次のようなものがあります。 ドットグリッドジャーナル(2冊入りで17.81ドル)には、すべてを整理整頓しなければいけないと感じさせられることなくブレイン・ダンプできるスペースがあります。 蛍光ペン6色セット(16.80ドル)を使えば、「家庭」「仕事」「学校」「個人」「家族」などにダンプしたタスクを区分けするときに役立ちます。それぞれの領域でどのくらい、やらなければならないことが残っているのか判断しやすくなります。 色分けできるホワイトボード(17.99ドル)は、アイゼンハワー・マトリクスやカンバン方式で優先順位付けを行う際に役立ちます。ダンプを行なった後のタスク管理が簡単になります。
なぜブレイン・ダンプがよいのか
ブレイン・ダンプを行なえば、心配ごとや責務、タスクをすべて頭の中から紙へ追い出して、一日をはじめることができます。 何があったかなどと思い出すために貴重な時間を費やすことなく、完了させなければならないタスクがどのくらい残っているのかを判断できるのです。 ソーシャルメディアでもブログ界でも、心の断捨離が必要だと考える人たちが推奨しています。 やらなければならないことをすべて覚えておいたり、そのためにストレスを溜めたりせずに、ダンプしてしまいましょう。 私も実際に試してみましたが、本当にそれまでかかえていたストレスを簡単に軽減できました。ストレスが減れば、実際にタスクに取りかかりやすくなり、生産性を向上できるはずです。 Source:merriam-webster, Amazon(1, 2, 3 ), TikTok, littlecoffeefox
嶋谷和幸