宇佐市の親子強盗殺人事件 現場に残された靴下痕の鑑定人「被告のものであっても矛盾しない」 大分
大分放送
大分県宇佐市安心院町で親子2人が殺害された強盗殺人事件の裁判員裁判で、現場に残された血のついた靴下痕について、鑑定を行った公的研究機関の研究者が証言しました。 【写真を見る】宇佐市の親子強盗殺人事件 現場に残された靴下痕の鑑定人「被告のものであっても矛盾しない」 大分 この裁判では佐藤翔一被告(39)が、2020年2月宇佐市安心院町の住宅で親子2人を殺害した強盗殺人などの罪に問われています。 30日の裁判員裁判第7回公判では現場に残された血の付いた靴下痕3つの証拠調べが行われ、鑑定を担当した産業技術総合研究所の研究者が出廷しました。 研究者は「日本人の成人男性の平均データと比べて被告の足幅は非常に広く、小指に珍しい特徴があり、靴下痕と同一のものであっても矛盾しない」などと説明しました。 一方で、弁護側は「足裏の比較対象を予め日本人の男性に絞っていて、鑑定方法に偏りがある」などと、鑑定結果の不十分さを指摘しました。29日から行われている足跡の証拠調べは31日まで続きます。
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