【2024年版 ビール最新ガイド】「とりあえず生」から銘柄指定の時代へ……進むビールの個性化に注目!ユニークな銘柄5選
行動制限が緩和され、飲食店での飲み会やBBQなど外飲みがしやすくなった2023年。お酒市場は一気に元気になり、自宅でも楽しめる新しいトレンドも多数誕生しました。その中から、2024年も継続すると思われるトレンドを厳選してご紹介します。今回お送りするのは、ビール編。まずは、ビールのトレンドについてプロに聴いてみました。 【画像】2024年大注目のビール商品を詳しく、写真を見る(全8枚)
ビールの楽しみ方がより広がる年になります
この人に聞きました! ビアジャーナリスト/MJさん ビールに対する高い知識と発信能力を持ち、日本ビアジャーナリスト協会のYouTubeチャンネルではMCも務める。 ―2023年のビールシーンはどうでしたか? 「大手メーカーによる個性的なビールが増えた年でした。その中でも、2022年以前から続いている糖質オフやプリン体オフ、ノンアルコールなど、健康志向のビールが注目されましたね。行動規制緩和によってイベントやアグレッシブなキャンペーンも打てるようになり、ビール業界に活気が戻ってきた年でもありました」 ―2024年のビールシーン予想をお願いします! 「ここ数年のコロナ禍でため込まれてきたポテンシャルが露出する時期が来たと思います。様々なコンセプトのビールが登場し、ビール関係のイベントが更に増えていくはずです。新しい体験だけではなく、過去に発売していたビールをリニューアルするなど、私たち飲み手によってビールの楽しみ方がますます広がっていく年になるでしょう。今年のトピックといえば、ヱビスビール記念館の跡地で4月に開業する予定の、ヱビスのブランド体験拠点『YEBISU BREWERY TOKYO』も楽しみですね」 それでは、これまでにない新アイテムが多数揃う中でも、特に話題をさらったユニークな銘柄をチェックしていきましょう。
1. ブランド史上初のオレンジピール使用「ヱビス オランジェ」
ヱビス/ヱビス オランジェ ¥284前後(実勢価格) カリフォルニア産のオレンジピールを副原料に使用。カスケードホップを合わせることで、よりフルーティな香りを演出している。 「若手醸造家が挑む『CREATIVE BREW』第2弾。かなりの意欲作で今後も注目です」(MJさん) <ここが新しい!こだわりのオレンジピール> ベルギービールでは昔から使用されているオレンジピールに、ヱビス史上初めて着目。醸造家が徹底的に吟味したものが使われている。