ホンダが新HVシステム、生産コスト3割減…燃費性能も向上
ホンダは18日、現行型と比べて生産費用を30%以上削減したハイブリッド車(HV)の新型システムを発表した。2026年発売の新型車から順次搭載する。販売が好調な北米中心に投入し、HVで先行するトヨタ自動車に対抗する。
新システムは、ホンダが1999年に発売したHV「インサイト」搭載の初代から数えて4代目となる。生産費用は2023年発売の現行型比で30%以上の低減に成功し、燃費性能も向上させた。ホンダはHVの世界販売を23年の約82万台から、30年に130万台(中国を除く)まで伸ばす考えだ。
調査会社の富士経済によると、22年時点でHVのシステムの世界占有率は、約6割を占めるトヨタが首位で、1割強のホンダは2位につけている。
ホンダの林克人執行役は発表会で、「(将来的に)HVといえばホンダが最初に思い浮かぶようになる」と意気込んだ。