危険な「デジタルドーパミン」!!夏休みのスマホ依存症に要注意!
筋肉を使うこと
夏休みについスマホを使わせてしまいますが、このバランスはどうしたらいいですか? 吉田先生「大事なのは夏休みにしっかり運動させることです。脳は筋肉を使うことによる肉体の疲労、それからスマホやゲームによる脳の疲労、このバランスがとれると、デジタルドーパミンによる脳の暴走が起きにくくなることがわかっています。 実際、昔は夏休みにはラジオ体操や野球などして身体を動かしていましたけど、今は暑くてそういう運動ができなくなりました。これが夏休みにスマホ依存症、ゲーム依存症を増やす要因、あるいはその悪影響が脳に大きくなる要因になっています」
部屋で運動を
肉体を使った改善方法はないのでしょうか? 吉田先生「ご相談者のお子さんは小3、年長ということで、おすすめは部屋の中で風船を使って、サッカー、バレーボールをするとか、ピンポン玉で野球をすることです。風船とピンポン玉を使ったらほぼすべての球技は冷房のきいた部屋で可能ですので。 もう少し年齢が上がれば、親子でビデオを見ながらダンスをしたり、ヨガをする。実際、こういう活動でゲーム依存症やスマホ依存症から立ち直ることができたお子さんは多いです」 テレビの画面は問題ないのでしょうか? 吉田「不思議なことにスマホの小さい画面だと依存症になりやすいです。ところが、テレビの大きな画面だとそういう反応が出にくいという研究成果もあります。だからYouTubeもテレビで見た方がいいです。 おすすめは親子でテレビでオリンピックを観戦して、こどもが興味を持つ競技があったら、ぜひ夏休み中に親子で体験レッスンなどに行くことです」 (みず)