静岡空港『タイ路線』就航に向けた動き「タイ・エアアジアX」2025年春チャーター便の就航目指す 知事も"トップセールス"宣言
静岡放送
静岡空港では12月から香港を結ぶ初の定期便が就航するなど、国際線の拡大で収益向上を目指しています。これまでの中国や韓国などの東アジアに加え、東南アジアのタイへの路線拡大に向け新たな動きです。 【写真を見る】静岡空港『タイ路線』就航に向けた動き「タイ・エアアジアX」2025年春チャーター便の就航目指す 知事も"トップセールス"宣言 11月19日、静岡空港を訪れたのはタイの格安航空会社「タイ・エアアジアX」の関係者などです。静岡空港の西村等社長が施設を説明しながら案内しました。 「ニューマップ、タイランド!」 「作り直しますね!」 「タイ・エアアジアX」は2010年に羽田空港への就航を皮切りに2011年には大阪・関西空港など日本での就航都市を増やしてきました。そして今回、静岡空港への就航の可能性を探っています。 <タイ・エアアジアX ピティナンインタラサCOO(最高執行責任者)> 「静岡は富士山など美しい場所があり、お茶やワサビなどいろいろ食べ物がある/タイ人にとって、今は大きな街ではなく少し小さな街も魅力がある」 <富士山静岡空港 西村等社長> 「バンコクは企業もかなり進出しているのでビジネスと観光の両面で需要があると思っていますので、ぜひ実現させたい路線」 静岡県によりますと、2023年度の静岡空港の利用者は51万2000人あまりで、コロナ禍後、初めて50万人を超えました。国際線の就航が相次いで再開していることが要因です。県のトップも東南アジアへの路線拡大に意気込みます。 <鈴木康友 静岡県知事> 「タイでありますとか、東南アジアを中心に路線を増やす、路線を強化する。私もトップセールスも含めて取り組んでいきたい」 そして11月20日、タイ・エアアジアXの関係者が静岡県庁を訪れ、森副知事らと意見を交わしました。 <タイ・エアアジアX ピティナンインタラサCOO(最高執行責任者)> 「静岡空港自体は非常にいい。ただ、タイからのお客様が静岡駅とか他の場所に行きやすいように工夫が必要だと思います」 タイ・エアアジアXでは2025年春にまずはチャーター便の就航を目指すということです。
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