潔癖症で1日30回は手を洗う夫…水道代はどれくらいかかりますか?
寒い時期になるとさまざまな感染症が流行することもあり、手洗いを意識する方も多いでしょう。家族の人数が多くなるほど手洗いの機会は増え、その分水道代がかかります。 そこで今回は、手洗いにかかる水道代を解説します。さらに水道代を節約するポイントもご紹介しますので、少しでも出費をおさえたい方はぜひ参考にしてください。
手洗いにかかる水道代
東京都水道局によると、手洗い時に1分間水を流しっぱなしにすると、約12リットルの水を使用するとのことです。1リットル当たりの水道代単価を0.24円とした場合、1分間の手洗いにかかる水道代は約2.88円です。 1日に30回(1回1分間)手を洗ったとすると、1日の水道代は約86円、1ヶ月で約2580円にもなります。 水はほかにも、お風呂や歯磨き、食器洗いなど多方面で使用するため、手洗いだけで月に約2580円ほどかかると考えると、高く感じるかもしれません。 手洗いにかかる時間が長くなれば、その分使用する水量は増えてしまいます。
手洗い時の水道代を節約する方法
水は使った分だけ料金が発生するため、節約のポイントを意識することで水道代をおさえられます。 ●水はこまめに止める ●節水コマを使用する ●水は適した水量に調節する 手洗いの際も出しっぱなしにすることを防ぐだけで、その分の水道代を節約できます。石鹸を泡立てている間や手を洗っている間は水を止めて、泡を洗い流すときだけ水を流すようにしましょう。 また、節水コマなど、蛇口に取り付けて水量を調節できる製品を利用するのもおすすめです。出てくる水量を減らせるため、効果的に水道代の節約が期待できます。節水コマは、水道局営業所の窓口で無料配布されています。 しかし蛇口によっては、節水コマや節水シャワーヘッドなどの製品が取り付けられないケースもあるかもしれません。その場合には、レバーで水量を調節するとよいでしょう。レバーを全開にして勢いよく水を出すと、その分水量が増えて、水道代が高くなってしまいます。 これらの節水ポイントは、手洗い以外の場面においても有効です。 例えば歯磨き時に30秒間水を出しっぱなしにすると、約6リットルの水を使用します。東京都水道局によると、コップに水をくんでその間水を止めれば、約5リットルの節水につながり、月に約220円の節約が期待できる(朝と晩に歯を磨いた場合)とのことです。