キャサリン皇太子妃とチャールズ国王の入院で英国王室が人手不足 それでも「ヘンリー王子とアンドルー王子は必要ない」と王室関係者
現地時間1月17日(水)に英国王室はキャサリン皇太子妃が腹部の手術を受けたことを発表、約2週間入院することを明らかにした。公務に復帰するのは4月初めの予定である。皇太子妃が入院中は、ウィリアム皇太子も公務を休んで付き添うという。 【写真】チャールズ国王とアン王女の、心温まるロイヤル兄妹ショット
現地時間1月18日(木)には皇太子が皇太子妃の入院するロンドンクリニックにお見舞いに行ったことが確認された。皇太子が自ら車を運転して帰るところもパパラッチがキャッチしている。
皇太子と皇太子妃の宮廷ケンジントン宮殿が皇太子妃の手術に関する声明が発表してから数時間後、今度はチャールズ国王の宮廷バッキンガム宮殿が来週国王が入院し、前立腺肥大症の手術を受けることを発表した。国王もその期間、公務を休み公の場所には出ない。
この2つのニュースを受けてイギリスマスコミは英国王室が人手不足のピンチに陥っていると報じている。国王と皇太子夫妻が休んでいる今、公務についているロイヤル、つまりワーキングロイヤルはカミラ夫人、エドワード王子、妻のソフィー妃、アン王女だけ。国王はこの数年王室のスリム化を進めてきたが、その影響が出てしまったと指摘されている。
英国王室には、国王が健康上の問題や公務で海外に行っているなどの理由から憲法に定められた職務を行えない場合に、代理で行う国務参事官がいる。カミラ王妃やアン王女、エドワード王子に加え、セックススキャンダルの影響で公務を引退中のアンドルー王子と王室を離脱したヘンリー王子もこのメンバーに入っている。今回の人手不足を受け、一部のイギリスマスコミからはアンドルー王子とヘンリー王子もこの役目を果たすことになるのではないかという声も上がっている。
しかしバッキンガム宮殿はこれを全面否定。関係者は「2人が国務参事官の役割をする必要はない」と主張している。ウェブサイト「デイリービースト」が報じている。「国王の代わりに国務参事官が公務を果たす事態になったとしても、アンドルー王子やヘンリー王子に頼む前にアン王女やエドワード王子がいる」。ちなみに宮殿は「国王は入院中も病院から憲法に定められた必要な職務をする」と発表、国務参事官に依頼する必要はないと強調している。