今永昇太、6回3失点でクオリティ・スタート達成。これで登板試合は12勝3敗
カブスの今永昇太は現地6月27日(日本時間28日)、敵地オラクル・パークでのジャイアンツ戦に先発登板すると、6回5安打3失点、3奪三振2四球と、今季9度目のクオリティ・スタートを達成。
まさかの大炎上を喫した前回登板からのバウンスバックを果たした。試合はカブスが延長の末、5-3で勝利し、左腕に勝敗はつかなかった。
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は試合後、「ショウタはカブス先発ローテンションを『安定化させる力』であり続けている」と題した記事を投稿。
その冒頭で、「ショウタ・イマナガは、木曜午後のジャイアンツ戦における自身のパフォーマンスを辛口に評価した」とし、さらに「カブスの左腕は、3点を失った6回について指摘し、このイニングが上手く行かなかったことについて、改善しなければならいないと説明した」と続けた。
その上で、「事実はイマナガが、クオリティ・スタートを達成したということであり、許した1点は野手3人の間をすり抜けた緩い内野へのゴロであり、彼はカブスがオラクルパークにて、10回に5-3で逃げ切るお膳立てをしたのである」と伝えた。
また、同記者は今季の今永について、「負傷による後退という波が一貫して押し寄せるなか、イマナガは安定して登板し、勝利を希求するシカゴにとって、勝利の源であり続けてきた」と評した。
そして、チームメイトのイアン・ハップによる「彼はずっとファンタスティックだね。彼は僕らにとって、安定化させる力となっている」とのコメントを掲載しした。
続けて記事では、今永が今季どれだけチームの勝利に貢献してきたかについて、「確かに6回を粘投したイマナガに勝敗はつかなかったが、これでカブスは今季、彼が先発した試合の成績を12勝3敗に向上させた」。
「全体的な視点を加えておくと、シカゴは今年それ以外の試合の成績を26勝41敗としている。イマナガは見事な投球をしてきた(自責29のうち17点を許した2試合を除いて)だけでなく、彼は健康であり続けてきたのである」と伝えている。
J SPORTS 編集部