ミラノ出身のイタリア人が日本で買ったヴィンテージ時計は?【Saeの“みんなどんな時計着けてるの”?】
数年前まで、時計について何も知らなかった私。「時計に何百万もかけるなんて信じられない……」そんなことも思っていました。 しかし、高級時計に携わる仕事を通して(そして、Watch LIFE NEWS編集長菊地さんからの学びを経て笑)時計の奥深さや、それぞれの方が大切に、思いを込めて時計を所有していることを知りました。「トレンドに流されず、自分のスタイルを持ち、次世代へとつないでいくこと」はとても素敵なことです。 この連載企画では、そんな高級時計の世界に興味をもった20代の女性が、素敵な時計を身に着けているおしゃれな人々を紹介します。 本日はジャーナリストとして働くシモネ・マーチンさんの時計を取り上げます。 【シモネ・マーチンさん愛用のヴィンテージ・オメガのシーマスター】
さて、そんなシモネさんが着けている時計は?
「1970年製のオメガ・シーマスター クロノメーター Ref.166.010です」 いつ購入しましたか? 「2022年末、12月頃だったと思います。年末なので自分へのご褒美に、素敵なプレゼントを贈りたいと思い、購入しました」 素敵ですね!どちらで購入されたのですか? 「麻布十番のブランドヴィンテージショップで見つけたもので、見た目も文字盤やライスブレスなどの状態も良くとても気に入りました」 (※ライスブレス:1960年代初頭に製造されたブレスレットの通名で、大粒の丸いコマが米粒に見えることから“ライスブレス”と呼ばれています) 購入する際、ほかの時計と迷っていましたか? 「はい。いくつかの異なるモデルの中から選びました。ヴィンテージのオメガ スピードマスター ムーンウォッチ、ブルガリのディアゴノ スキューバ、ロンジン コンクエストなどで迷っていました」 この時計にした決め手は? 「ヴィンテージ時計の歴史と独特でエレガントさがありながら、スポーティさも備えているためです。“ドレッシーな時計”ではなく、洗練された印象があると思っています。文字盤はクリーンで明るく、ブレスレットも綺麗で、サイズも36mmとちょうどいいです。ピュアな上品さがあり、時代を超越したが見た目がお気に入りです」