【写真：Getty Images】

　AFCチャンピオンズリーグ2（ACL2）のグループステージ第6節が5日に行われ、サンフレッチェ広島は、香港の東方足球隊をホームに迎えた。8日にはJ1の逆転優勝を掛けた大一番を控えているサンフレッチェのスタメンには、今季限りで現役引退を発表している青山敏弘、契約満了により退団が決まっている柏好文らが名を連ねた。　 【リーグフェーズ順位表・対戦表】AFCチャンピオンズリーグエリート24/25 　すでに首位通過が決定しているサンフレッチェだったが、青山と柏のホーム最終戦ということもあり、平日開催でありながら多くのサポーターが訪れた。それでも先制点を奪ったのは、すでに敗退が決定しているアウェイチーム。 　開始10分、前回の対戦時にもキレのある動きを見せていた ウー・ユーシーが左サイドを抜け出すと、深い切り替えしで細谷航平を抜き去り、左足でニア上を射抜いた。 　先制を許したサンフレッチェだったが、36分に同点に追いつく。満田誠のパスから志知孝明がボックス外からミドルシュート。これは相手GKに弾かれたものの、こぼれ球を青山が押し込み、ネットを揺らした。サンフレッチェ一筋のバンディエラが、ホーム最終戦でゴールを奪った。その後も攻め続けたホームチームだったが、前半は1-1で折り返す。 　そして、52分に逆転に成功する。越道草太が右サイドを突破すると柔らかいクロスを供給。これをファーサイドに走り込んでいたゴンサロ・パシエンシアが頭で叩き込み、2-1に。さらに、57分には中島洋太朗にもゴールが生まれ、リードを2点に広げる。 　73分には途中出場のピエロス・ソティリウが魅せる。ボックス左寄りの位置で満田のパスを受けた背番号20は、トラップから素早く右足を振り抜くと、きれいな弾道でゴール右隅に吸い込まれて、3点差に。試合はこのまま終了し、サンフレッチェが4-1で勝利を収めた。 【得点者】 10分 0-1 ウー・ユーシー（東方足球隊） 36分 1-1 青山敏弘（サンフレッチェ広島） 52分 2-1 ゴンサロ・パシエンシア（サンフレッチェ広島） 57分 3-1 中島洋太朗（サンフレッチェ広島） 73分 4-1 ピエロス・ソティリウ（サンフレッチェ広島）