神奈川県警巡査長を逮捕、70代男性の預金700万円だまし取った疑い「借金返済に充てた」
高齢男性の貯金を無断で引き出したとして、神奈川県警は4日、横須賀署地域課巡査長の沢田義弘容疑者(36)を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕した。 【図】いろいろありました…謝罪記者会見
発表によると、沢田容疑者は同署駐在所で勤務していた5月24日、同県横須賀市の郵便局で、70歳代男性の通帳と偽造した委任状、払戻請求書を窓口に提出し、現金700万円を引き出してだまし取った疑い。調べに対し、容疑を認め、「借金返済に充てた」と供述している。
県警によると、沢田容疑者は昨年2月から駐在所に勤務し、管轄地域に住む男性と面識があったとみられる。8月下旬、男性の親族が無断で現金が引き出されているのに気づき、同署に相談していた。
加藤秋人・県警監察官室長は「警察官として言語道断の行為であり、今後の捜査を踏まえ、厳正に対処する」としている。