【Like~an~Angel ライヴ映像配信記念 特集2(全3回)】 Like~an~Angelメンバー座談会「頭の中で想像してもこんなバンドは作れない」
tetsuyaのメンバーへの思い
――tetsuyaはこのようなメンバーたちに対して、いま改めてどんな風に思っているのか聞かせて下さい。まずjekyllさん。 tetsuya jekyllの存在がなかったら成立しなかったバンドだと思ってます。彼は本当にやさしいし、真面目だし、努力家だし。Jekyllってね、hydeのモノマネをしてる訳じゃないんですよ。普通に歌ってああいう歌声になるんです。hydeの声に似てる、似てない関係なく、上手なヴォーカリストなんですよ。だって、日本語話せないのにあの歌詞すべて暗記して歌ってるんですよ? 凄いでしょ? 彼との出会いも、間に1~2人ぐらいしか入ってないのに、俺はjekyllとつながったの。それも凄くないですか? なんか、運命的なものも感じますね。それで、初めてzoomでミーティングしたときに、こういうバンドをやりたいんだけどってオファーしたら「その期待を裏切らないように頑張る」と言ってくれて。それでいまですから。凄いなと思います。 ――sakiさんは? tetsuya sakiさんも運命的なんですよ。僕はそもそも5人、ツインギターでやる構想なんて最初はなかったんですね。だけど、次の野音はreno君がダメってなって。僕はreno君含め、固定のメンバーでライクをやりたいと思ってたから、毎回メンバーが変わるんだって思われるのが嫌だったんですよ。これでreno君の代わりに違うギタリストが1人入って、他のメンバーは前と一緒だったら、その人だけが注目されて、今後はこのギタリストになるのかなって思われそうじゃないですか。そういうのが嫌で、みんなの注目を分散するために野音はギタリストを2人にしたんですね。 ――野音のツインギター構想の裏にはそんな狙いがあったのですね。 tetsuya はい。それでsakiさんを見つけて。女性メンバーとかまったく考えてなかったんだけど「いいな」と思ったギタリストがsakiさんで、女性だったというだけなんです。 ――えっと。ということは、renoさんのスケジュールがとれて、renoさんが野音のステージに出ていたら? tetsuya sakiさんを探すという行動はとっていなかった。 reno (sakiさんを見ながらドヤ顔で)ある意味俺に感謝だよ。 tetsuya だから、運命的な出会いなんですよ。でね、1stライヴの映像をみんなで観るっていう企画を生配信しながらやったとき。コメント欄でギターに関してすっごいマニアックな質問をしてくる人が1人いたの! それがsakiさん(笑)。その時点で野音はすでにオファーしてたから、いろいろ聞きたいことがあったんでしょうね。 saki はい。連絡先はお互い知ってたんですけど、直接聞くのは恥ずかしいなと思って。 reno そこですでに人見知り発動してたんだ(笑)。 ――ではhibikiさんは? tetsuya ネットで見つけて「めちゃくちゃ上手だなと!」と思って。上手だし、気持ちよかったの! すっごい楽しそうにドラム叩くから、パフォーマンスで魅了するという意味でもすっごくいいなと。もちろん演奏はちゃんとやらなきゃいけないというのあるけど。まず楽しむことが重要で。僕は、オリンピックの競技じゃないんだから、ミスがどうのこうのじゃなく、エンターテインメントとしての楽しさをみんなと共有することが大事なんだと言ってるんだけど。そういう意味で、魅せるドラムを叩いてたから。彼は。テクニック的なことをもちろんクリアした上で。だから、すごくいいなと思った。なので、いまこうしてhibiki君と一緒にできるのは本当に光栄なことだと思ってるし。嬉しい。 ――では最後に、renoさんは? tetsuya ここは落とした方がいいの?(笑) reno君は唯一紹介なんですよ。岸(利至/TETSUYA&The Juciy-Bananasの一員であり、TETSUYAソロもサポート)君に、こういうことをやろうと思うんだけど誰かいいギタリストはいないかなって相談して。数日後に「reno君はどう?」って連絡がきたんです。そこからは自分で調べて。ViViDは、バンドの存在は知ってて。曲を聴いてみたら、僕が好きな感じの曲が多くて。reno君はカッコいいし、タッパもあった。ラルクでken(Gt)ちゃんは一番背が高いからね。ViViDの後のソロの楽曲もチェックして。テクニック的なところは全く問題ないのが分かったんでオファーをして。それで、一緒にやってみたら人間性も素晴らしくて。ムードメーカなんですよ。彼は。あと、jekyllとの相性が素晴らしくいいの! jekyllもreno君がいないと寂しいんだと思う。本当に仲いいよね? reno 言葉は全然しゃべれないんだけど、動物的な波長が近いんだと思います(笑)。 tetsuya 本当にね、奇跡的に集まったこの5人が凄くいいの。頭の中で想像してもこんなバンドは作れないと思うから、僕は本当に嬉しい。言いたいこと言いあえるし。だから、メンバーには最初から僕が言ってたように、ライクは自分のバンドだと思ってもらいたいし。みんなからも、僕だけを注目されるのは嫌なんです。もうバンドだから。ライクは。メンバー全員を見て欲しいと思ってます。 ――そんなライクは2025年4月26日には東京・EX THEATER ROPPONGIでのライヴが決定しています。このライヴに向けての抱負を聞かせて下さい。 jekyll まさにライクとして本当のスタートを切る瞬間だと感じています。その新しい道がどんなものになるのか、ぜひ楽しみにしていて下さい。 saki このツアーでバンドとして固まったと思うので、次はどんな風にライクを見せていけるのか、しっかり準備して挑みたいなと思ってます。ため口と、目を合わせるのも頑張ります(微笑)。 hibiki これまでは「ラルクの曲を聴きたい」とか「tetsuyaさんがベースを弾いてる姿を近くで見たい」というのを目的として来る人が多かったと思うんです。でも、今回のツアーでメンバーそれぞれのキャラ、このバンドの雰囲気、ライクが演奏するラルクの楽曲を楽しんでもらえたと思うんで、EX THEATERからはもちろんラルクの曲は演奏するんですけど、ライクというバンド自体を観たい。そういう感覚で来てもらえるようなライヴにしたいと思います。 reno tetsuyaさん以外のメンバーからすると、たしかにここまではhibiki君が言ってたような理由でご祝儀で来てくださるかたが多かったと思うんです。そこから、今回のツアーで「ライクってこういうバンドなんだ」というのを知ってもらって。それを分かった上で次のチケットは応募して下さったと思うんで。2025年、このEX THEATERからは、もちろんラルクの曲はリスペクトを込めながら演奏するんですけど、さらにバンドとしてどう見せるのか。ライクらしさというのを頭っから全開で出していく。そういう意気込みでライヴリハーサルから挑みたいと思います。 tetsuya EX THEATER、楽しみですね。楽しみだし、みんなの想像を超えるようなことやりたいと思ってるから、そのリアクションが楽しみ。 reno いまからドキドキわくわくですね。 ――えっ!! なんですか? tetsuya ライヴに来て下さい! これ観たらヤバいと思う。本当に。 『Like~an~Angel CLUB CIRCUIT 2024 L'Arclassic』 ライヴ配信:11月10日(日)19:30~ライヴ終了まで 見逃し配信:配信準備完了次第~11月24日(日)23:59まで 【出演】 Like~an~Angel Vo.jekyll G.reno G.saki B.tetsuya Dr.hibiki 【配信公演】 10月3日 東京都・Spotify O-EAST 公演 (取材・文/東條祥恵)
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