【Like~an~Angel ライヴ映像配信記念 特集2(全3回)】 Like~an~Angelメンバー座談会「頭の中で想像してもこんなバンドは作れない」
L’Arclassicをやる中で「ライクらしさ」が生まれた
――次はセットリストに関しての質問です。今回演奏した曲のなかで難しかった曲、気持ちよくやれた曲、バンドが1番はっちゃける曲といえば? jekyll 僕は、特に「Inner Core」は複雑なリズムが特徴的で、何度も練習を重ねました。「Bravery」は全編通して難易度が高くて、最後まで気が抜けませんでしたね。「砂時計」は歌ってて曲の世界に引き込まれるような感覚がありました。メンバー全員が一番楽しんでやっているのは「GOOD LUCK MY WAY」ですね! saki 「いばらの涙」は個人的にはすごく楽しかったです。名古屋公演から「いばらの涙」が変わったとみなさんがたくさん言ってくださったので、それも嬉しかったです。「瞳の住人」は緊張しました。 hibiki 僕はjekyllと同じで「Inner Core」が難しかったです。構成、途中のポリリズムっぽいセクションが難しいんですよ。ライヴではyukihiroさん、sakuraさんの音源、さらにライヴ映像で叩いているフレーズをどう消化して、なおかつそこに自分の叩き方を入れるかというのを意識してるんですけど。1番最初、代官山UNITでやった1stライヴはただコピーするだけだったんです。 でも、さっきバンドになっていったっていうところでいうと「いばらの涙」、「GOOD LUCK MY WAY」。この2曲は、楽曲へのリスペクトは崩さずに、あそこまで激しくやったことでお客さんも盛り上がってくれたし、バンドとしても全員の意識も変わっていった感じがしましたね。「瞳の住人」は僕めちゃくちゃ好きで、いつもカラオケで歌ってるんで、カラオケのごとく、全部歌いながら叩きました(一同笑)。 reno イントロがギターだけで始まる曲を弾くことが多かったんで、「風の行方」とか「砂時計」はイントロが曲の象徴的なものになるので、細かい音色とかタイム間まで自分なりにちゃんと集中して、事故のないように弾きました。だけど「GOOD LUCK MY WAY」とかは、みんなで作っていった感じで、もうそろそろ解放していいかな、ここは出しちゃっていいよね、みたいなところで、原曲のフレーズっぽくは弾くんですけど、もうね、後ろで「おりゃ~」ってドコドコやっちゃってるんで(一同笑)。そっちがいくなら俺もいかせてもらうよっていうので、“ライクらしさ”が生まれていったのかな。L’Arclassicがライクらしさに変わった。それを、お客さんは「楽しい」と感じてくれたのかなって思いました。 ――ラルクをやりながらライクらしさが誕生するって。 tetsuya 嬉しいですね。両方の住人としては。 ――「瞳の住人」じゃなく(笑)。 tetsuya でもね、「GOOD LUCK MY WAY」は1stライヴの。 hibiki 2部から。 tetsuya 「これはスゴい」と思ってて。最近は「いばらの涙」。凄いことになってますから。 reno 歯止めがきかなくなりました(笑)。 tetsuya 演奏しててもくるんですよ。うわ~って。 reno ライヴを観に来た知り合いに「いばらの涙」を演奏してるときのメンバーの気迫。ステージから出るオーラみたいなのが凄かったっていわれたんですよ。だから、伝わってるんだと思いました。バンド内のこの感じが。
【関連記事】
- 【Like~an~Angel ライヴ映像配信記念 特集(全3回)】 L’Arc~en~Ciel、Like~an~Angel、TETSUYA すべてをクリエーションするtetsuya にソロインタビュー
- 森山直太朗インタビュー「映像作品『素晴らしい世界』をきっかけに、見た人がそれぞれの中にある何かを考えるきっかけになってほしい」
- Keishi Tanaka、来年1月にフルアルバム『Like A Diary』リリース バンド編成による東名阪ワンマンツアーも開催決定
- Mrs. GREEN APPLE大森元貴の絵本『メメント・モリ』が上白石萌音の語りで朗読劇に ビジュアル&コメント到着
- “昭和”を愛するシンガー武藤彩未、林哲司×売野雅勇書き下ろし「サーフサイド・メモリー」先行配信リリース