ファンタズモ「KENTAを使い陰謀を企て、俺をBULLET CLUBから追放した」

後藤に敬意を示し握手を交わすファンタズモ

新日本プロレスは8月10日 (土)、宮城・ゼビオアリーナ仙台にて『G1 CLIMAX 34』第14戦を開催した。 【動画】『G1 CLIMAX 34』後藤洋央紀vsエル・ファンタズモ（試合ハイライト） 『G1 CLIMAX 34』 日時：2024年8月10日 (土) 14:30開場16:00開始 会場：宮城・ゼビオアリーナ仙台 観衆：2,631人 第6試合では『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦が行われ、後藤洋央紀（4勝3敗）とエル・ファンタズモ（2勝5敗）が対戦。 後藤はベテランの意地を見せ、ファンの声援に応えるかたちで試合に臨んだ。 一方のファンタズモは、序盤こそ不安定なパフォーマンスを見せていたが、後半に向けて調子を取り戻し後藤に挑んだ。 試合序盤、後藤は冷静にファンタズモとの攻防を展開し、着実にダメージを与えていく。 ファンタズモも一進一退の攻防を繰り広げ、反撃の糸口を見つけると、巧みに攻勢を仕掛けた。 終盤、後藤は得意技を繰り出し優勢に立とうとしたが、ファンタズモは機敏な動きでこれをかわし、逆襲に転じる。 試合は両者の丸め込み合戦に突入し、最終的にファンタズモが後藤を十字架固めで抑え込み、勝利を手にした。 試合後、ファンタズモは勝利を祝う一方で、後藤に敬意を示し、握手を交わす姿が見られた。 敗れた後藤は無念の表情を隠せず、リング上でその悔しさを噛みしめた。 ＜試合結果＞ ▼第6試合 30分1本勝負 『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦 後藤洋央紀 ×（4勝4敗＝8点） vs エル・ファンタズモ 〇（3勝5敗＝6点） 13分06秒 十字固め ■試合後バックステージコメント ファンタズモ「（※バックステージに聴こえてくるデビッド・フィンレーの入場曲に）お前たちも聴こえるだろう。BULLET CLUBのリーダー……THE REBEL KING……THE REBEL SAVAGE……そしてIWGP GLOBALヘビー級王者……。人はソイツをデビッド・フィンレーと呼ぶかも。しかし、俺はそう呼べない。 この2年間、俺はデビッド・フィンレーの言いなりだった。この2年間、新日本プロレスでの俺のキャリアはクソ中のクソだった。デビッド・フィンレーが俺の親友イシモリとNOAHのレジェンド・KENTAを使い陰謀を企て、俺をBULLET CLUBから追放した。 リョーゴクでのあの一晩が全ての発端だった……。あの一件がなければELPがBULLET CLUBを率いていたかもしれない。でも、それは起こらなかった話。皆の『G1』ストーリーが終盤を迎えているが、俺のストーリーは始まったばかり。 最後の夜、ELPvsデビッド・フィンレーで、俺は遂に、遂に、新日本プロレスの頂に登るチャンスが与えられる。新日本プロレスでシングル王座を獲得する大一番だ。誰も……誰もこの会社で俺を阻止できる者はない。 フィンレー、お前の人生を終わらせる一歩手前まで叩きのめしてやる。お前をリングの真ん中でピンフォールし、綺麗に3カウントを獲ってやる。ELPのおとぎ話にはしないぞ。俺は作られたおとぎ話は信じない。（※水を飲み）俺はフィクションを信じる。この自伝の次の章に、俺はお前が発端で起きた様々な不正を書いてやる」 後藤「『G1 CLIMAX』、そう簡単じゃないのはわかってるさ。でも最後に信じるものは、信じなきゃいけないものは、自分の実力と運だ。俺の『G1』は、まだ終わっちゃいないぜ」 ＜写真提供：新日本プロレス＞