木村柾哉 映画デビュー作『あたしの!』で“学校イチの王子様”役!INIは“ちょい沸き”&「セリフ合わせを手伝ってくれた」メンバーも
映画『あたしの!』で映画初主演を務める木村柾哉さん(INI)が、芝居の難しさと今後の目標を語りました。 【写真21枚】初主演映画について、俳優業への思いなどを熱く語る木村柾哉の撮りおろしカットを見る 本作は、正直でド直球で生きてきた関川あこ子(せきかわ・あここ/渡邉美穂)と、小学生からの大親友・谷口充希(たにぐち・みつき/齊藤なぎさ)が学校イチの人気を誇る先輩・御共直己(みとも・なおみ/木村)をめぐって恋の戦いを繰り広げるラブバトルエンタテイメント。 3桁にものぼる人数に告白をされながら、「恋人をつくる気がない」と頑なでミステリアスな“学校イチの王子様”の直己を演じる木村さんにインタビュー。映画初主演を経た今の芝居への思い、そして本作での役作り、共演者の印象、撮影現場のエピソードなどを聞きました。 INIメンバーからの反応は?──映画『あたしの!』の出演が決まった際の心境を聞かせてください。 映画初出演で初主演って、機会としてはなかなかいただけるものではないと思うので、すごくうれしかったのと同時に不安もありました。でも、お話をいただいたからには精一杯お芝居をしようと強く思いました。 ──INIメンバーから反応はありましたか? みんなが集まっているところで「映画が決まりました」という報告を受けたのですが、“ちょい沸き”していました(笑)。 「えー!」「マジか」「俺もやりたい」と言っているメンバーもいましたし、“学校イチの王子様”という役柄を受けて「やっぱり木村!」とイジってくる人もいて(笑)。いろいろな反応がありましたね。 ──メンバーの皆さんにお芝居の相談をすることはありましたか? 相談ということはなかったのですが、(尾崎)匠海は僕のことを気にかけてくれていました。セリフの読み合わせも手伝ってくれて。映画の公開も楽しみにしてくれているみたいで、うれしいです。
木村柾哉 監督との“リモート読み合わせ”で映画初主演の不安を解消
──木村さん自身、お芝居に以前から興味があったのでしょうか? 興味はずっとありました。昔からドラマや映画を見るのが大好きでしたし、小学生の時、授業で将来の夢を書くことがあったのですが、「俳優」と書いていたこともあって。だから今回、その夢がまず叶ったことがうれしかったです。 ただ、専門的に勉強をしてきたわけではないので、映画の主演と聞いたときは不安でした。それでも、監督が気にかけてくださり、リモートで読み合わせをやってくださり、少しずつ緊張が解けていって、楽しくお芝居をさせていただけたと思っています。 ──映画の公開はこれからですが、本作の出演経験を経た今のお芝居に対する思いを聞かせてください。 まだまだ難しいことばかりでとても神経を使いますが、その苦労以上に興味や「やりたい!」という気持ちが大きくあります。 ──お芝居で特に難しいと感じているのはどんなところですか? 演じているキャラクターの感情などをすぐに引き上げるのが難しいというか、時間がかかるなと感じています。 人って、ふとした行動や仕草が出ることがあると思うのですが、そういう役として“あふれ出るもの”がうまく表現できなくて。もっとたくさん経験を積んでつかんでいきたいです。 最近一番心揺さぶられた作品──今回はラブコメ作品でしたが、これからやってみたい役や作品はありますか? ヒューマン作品に出演したいと思っています。ドラマや映画を見て泣くのが好きで、泣くために見るくらいなのですが、自分が好きで見ていたジャンルの作品に携わることができたら幸せですよね。 ──最近一番心を揺さぶられた作品は? 恋愛ドラマですが『First Love 初恋』(Netflix)は揺さぶられました。あと、ヒューマンドラマで言うと、『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)です。あれは考えさせられましたし、後半になるにつれてお父さん(椎名雅彦/木梨憲武)のすい臓がんが進行していって…娘(椎名瞳/奈緒)との関係性も含めて毎話涙なしには見られませんでした。 僕自身もそうやって人の心を揺さぶられる作品に巡り合えるように、今後もお芝居のお仕事も頑張ります。