見たか、中国!これが日本の麻雀神だ 鈴木たろうの強さばかりが目立つ圧勝劇「最近、麻雀が楽しいです!」/麻雀・Mリーグ
日本には麻雀の神がいる。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」11月18日の第1試合は赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)がトップを獲得した。この日は中国にてMリーグの全試合生中継がスタート。序盤から大量リードで圧勝した“ゼウス”の強さが、本場にも知れ渡った。 【映像】神がかり的に強い鈴木たろうの決定打 当試合は東家からEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、たろう、BEAST X・中田花奈(連盟)の並びで始まった。たろうは東2局に中田から満貫をロン。次局の親番は3000点を加点しトップ目瑠美と微差の2着目で南入り。南1局にはドラの中を鳴いた中田に、ペン7筒をアシスト。トップ目の親番瑠美に親被りをさせたいこの戦略が見事にハマり、中田が満貫をツモるとたろうがアガリなしでトップ目に入れ替わった。 ゼウスの破壊力が示されたのは南3局の親番だ。3巡目に平和の3シャンテンとなるも、もう1つ上の“メンタンピン”を目指し雀頭の対子落とし。これが奏功し、5・8索待ちでリーチをかけると、かつての弟子である中田からのおっかけリーチを退け、赤5索をツモ。リーチ・ツモ・タンヤオ・平和・赤の1万2000点を成就させた。凡人ならば3900点のアガリ、神は親満貫に仕立て上げた。 次局も親満貫を瀬戸熊からアガると、たろうに競り掛ける相手はいない。ダントツのまま個人4勝目を獲得し、笑顔で勝利者インタビューを受けた。「快勝ですね!最近、麻雀が楽しいです!皆さんも勝った時の方が楽しいと思うのですが、楽しくてしょうがないですね」と口元は緩みっぱなしだ。この日は中田へうまくアシストも決めた。「絞る、絞らない(のスキルは)鳴かせる時の方が使うケースが多い」と独自の戦術論を明かす場面も。これには視聴者も「これが実力」「さすがすぎる」「こういうのすごいよねえ」「さすゼウス」「完全に掌の上やん」と絶賛していた。 最後は中国のファンへ「大家好(みなさん、こんにちは)!」とあいさつ。「ドリブンズは好調なので、引き続き皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります!」と締めた。記念すべき中国への配信初戦は、日本が誇る“麻雀神”が圧倒的な強さを見せつけた。 【第1試合結果】 1着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)5万5400点/+75.4 2着 EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)2万8900点/+8.9 3着 BEAST X・中田花奈(連盟)1万3600点/▲26.4 4着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)2100点/▲57.9 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部