ドレスウォッチ最高峰!? 深いグリーンに身を包む「クラシカルと最先端技術」を両立させたショパールの名機L.U.C新作の実力とは
●吸い込まれそうなダークグリーンとセクターダイヤルが奏でるエレガンス
ラグジュアリーなイメージのあるショパールのメンズウォッチの中でも、特にハイエンドなラインとして位置付けられているのが「L.U.C」。 【画像】まさに新時代のドレスウォッチ!? ショパール技術の結晶を画像で見る(9枚) 1996年よりスタートしたこのシリーズは、吟味した素材を超絶技巧を駆使して作り上げた完全マニュファクチュールによるコレクション。 創業者ルイ‐ユリス・ショパールのイニシャルに由来する名を持つことからも、このシリーズが特別な意味を持つことが想像できます。
その新作としてこの春発表されたのが「L.U.C XPS フォレストグリーン」(174万9000円、消費税込)。シンプルな意匠の中に洗練されたエレガンスを漂わせる“XPS”モデルの最新作です。 まず目を惹くのは吸い込まれそうな美しいダイヤルカラー。真鍮にサンレイ・サテン仕上げを施したダイヤルにはその名の通り深い森を思わせるグリーンを配色、またダイヤルデザインには分表示・時間表示の2つの同心円を備えた“セクターダイヤル”と呼ばれる意匠を採用。 アールデコの流れを汲んだクラシカルなデザインは1930年代に流行したものですが、ショパールではこのデザインを2005年発表の「L.U.C カリテ フルリエ」でリバイバル。 今回のモデルでは深いグリーンにオフホワイトの転写でセクターダイヤルをあしらい、これも1930年代のデザインを引用したロジウム仕上げのドーフィンフュゼ針を組み合わせることで、優美さと機能性を同時に実現しています。
●3.3mm厚でパワーリザーブ65時間! 驚きのマニュファクチュールキャリバー L.U.C 96.12-L
40mmのケース径に対してケース厚7.2mmという薄さに驚きますが、これを実現しているのがマニュファクチュール・キャリバー“L.U.C 96.12-L”。
わずか3.30mmという極薄設計ながら、65時間のパワーリザーブを提供する積載式二重香箱、それに22Kゴールド製のマイクロローターを備えた驚異のムーブメントは、さらに性能面においてもスイス公式クロノメーター検定局によって定められた“平均日差-4~+6秒”の精度基準を満たします。 その正確な営みは、コート・ド・ジュネーブ装飾と丁寧な面取りによって美しく仕上げられたブリッジと共にシースルーバック越しに堪能できるようになっています。 またもうひとつ特筆すべきは、このタイムピースではケース素材に、リサイクル素材を80%以上使用したショパール独自のステンレス合金“ルーセントスティール”を採用していること。 持続可能な社会実現への取り組みは、現代を生きるウォッチメゾンには欠かせないもの。緻密を極めたムーブメントにも外装に使用される素材にも、ショパールの優れたウォッチメイキング技術が遺憾無く発揮された名品です。 ●製品仕様 「ショパール L.U.C XPS フォレストグリーン」 ・品番:Ref.168629-3001 ・価格(消費税込): 174万9000円 ・ケースサイズ:40mm径・7.20mm厚 ・ケース:ルーセントスティール ・ストラップ:ブラウンカーフスキン(オフホワイトのハンドステッチ、ルーセントスティール製ピンバックル) ・風防:反射防止加工のサファイアクリスタル ・ムーブメント:機械式 自動巻き L.U.C 96.12-L COSC認定クロノメーター ・駆動時間:パワーリザーブ65時間 ・防水性能:30m防水
VAGUE編集部