彼女の初めての愛車スズキ「アルトワークス」は父に勧められて…「ヘッドカバーは1週間かけた手磨き、過保護中の過保護です」
父とパートナー、家族ぐるみの協力体制でアルトワークスに乗り続ける
スズキの誇る軽自動車の大看板「アルト」が200台以上も集まった2024年5月の「あると祭」には、新旧さまざま、スタイルもイジりかたも多彩なアルトが並びました。今回は、初めてのマイカーとして6年前に購入したという1997年式「アルトワークス」で参加していた女性オーナーを紹介。彼女自身でも手を入れた箇所があるという、エンジンルームの中身とは? 【画像】エンジンルームはピカピカ! “Miwa”さんの「アルトワークス」を見る(10枚)
6年前に購入した自身初めてのクルマ
購入してから今年の夏で6年目だという1997年式スズキ「アルトワークスRS-Z」でイベントに参加していた“Miwa”さん。お父様から勧められ、自身で初めて所有したクルマだということで、最初に見たときの感想は「すごくカワイイな」だったそうだ。 購入時からモンスタースポーツ製のマフラーとシュピーゲルの車高調はセットされており、購入後にクスコのタワーバーやHKSのエアクリーナーを装着。その他、新品のロアアームやプラグコード、ベルト類、燃料ホース、燃料フィルターを交換するなどのカスタム&メンテナンスを行っており、これらは整備士であるパートナーのアドバイスもあってのこと。さらに自分自身で手に入れた箇所もあるという。 「パッキンを交換する時にヘッドカバーを外して、耐水ペーパーをホームセンターで購入して自分で磨きました。塗るっていう選択肢もあったのですが、仕事から帰ってきて夜の家事を終えた後や休日を使って、1週間かけて手で磨いたのです。プラグのところだけは手で磨けないので、父に機械を借りました」
あまりイジり過ぎないがコンセプト
「あんまりイジり過ぎないっていうのをコンセプトにしてて、純正を残しつつ維持していきたいんです。このクルマが活躍してた時代は知らないんですけど、年配の方にすごく受けが良いんです。自分好みにイジったりするのも全然いいと思うんですけど、私はやっぱりそういう意味で、当時こうだったなとか、懐かしいなって言ってもらえるのがすごく嬉しいんです」 女性がオーナーということで驚かれることも少なくないという、“Miwa”さん。現在のカタチが完成形で、今後はまったくカスタム方向のクルマイジりは考えていないという。年式も年式だけに、維持するためにそれなりの時間と手間がかかっているということだが、とにかく大切に乗り続けることだけを考えているそうだ。
「過保護中の過保護なんです」
「半年に1回は距離を乗ってなくてもオイル交換して、オイルも良いやつを入れています。それをほぼ6年間続けているので、もう手放せないですね。ホント過保護中の過保護なんです。乗らない時はカバーを掛けて日にも当てていないし、水にも極力あてないようにして。仕事中も、風が吹いているけどカバーが外れてないかなとか、すっごい気になっちゃったりとかして」 ご本人の愛情に加え、このクルマを勧めてくれたお父様、整備士のパートナーという家族ぐるみの協力体制で、25年以上前のアルトワークスのある生活を楽しみ、維持している“Miwa”さん。今後もノーマルを基本にしつつ、末永くこのクルマと付き合っていくことになるのだろう。
近藤浩之(KONDO Hiroyuki)
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