10日（金）～12日（日）の全国天気

　きょう10日(金)は午後も全国的に晴れる所が多く、汗ばむ陽気となりそうだ。この安定した晴天はあす11日(土)も続き、気温はきょう以上に上がる所が多い見込み。紫外線や熱中症への対策が必要となる。ただ、あさって12日(日)になると西日本中心に雨となる見込み。

気温高い五月晴れ　紫外線や乾燥に注意

10日(金）朝の最低気温

　けさは各地でこの時季としては冷え込みが強まり、全国の38地点で最低気温が0℃未満の冬日となった。長野県の野沢温泉など、5月としては過去最も低い最低気温を記録した所もあり、東京都心では4月11日以来、ほぼ1か月ぶりに10℃を下回った。

10日（金）の予想最高気温と乾燥注意報の発表状況

　ただ、日が昇ると冷え込みが解消され、日中は気温がぐんぐん上がってきている。最高気温は全国的にきのうより高く、25℃前後まで上がる所が多くなりそうだ。湿度は低いため、カラッとした暑さではあるが、寒暖差が大きくなっているため、体調管理に気を付けたい。また、紫外線が強く、さらに空気が乾燥している所もある。日焼け対策や火の取り扱いにも注意が必要だ。

土曜日はさらに気温上昇

11日（土）の全国天気と熱中症予防のポイント

　あす11日(土)も全国的に晴天が続き、気温はさらに高くなる所が多くなりそうだ。朝もけさほど冷え込むことはなく、日中は25℃以上の夏日エリアが拡大する見込み。天気は安定して行楽日和が続くが、まだ暑さに慣れていない時季であるため、熱中症にはくれぐれも注意が必要だ。

日曜日は西から雨雲広がる

12日（日）正午と午後9時の雲と雨の予想

　安定して晴れるのはあすまでで、その後は天気が下り坂に向かう。四国や九州南部の一部では、あすの夜から雨雲がかかりだし、あさって12日(日)になると西日本の広い範囲で雨となりそうだ。雨量が多くなる所もあり、夜には北日本や東日本でも雨の降りだす所がある見込み。 （気象予報士・多胡安那）