衣替えをラクにする「クローゼット収納の工夫」。“着ない服”が手放しやすくなる
面倒な衣替えの手間をなくすクローゼット収納のアイデアを紹介します。一級建築士で整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさんが、自宅のクローゼットの様子を公開。こちらの工夫を実践すると、「着ない洋服」認定も自然にできて、手放しの仕分けも簡単にできますよ。
面倒な衣替えは、仕組みをつくってラクに
衣替えってどうして面倒に感じるんでしょう? それはきっとわざわざ「衣替え」のための時間をとって、「衣替え」のためにクローゼットを整理し、「衣替え」のために体力を使うからかなと思っています。 面倒くさがり代表のような私は、洋服を着替えるついでにできる「衣替え」の仕組みをつくって、サッとすませるようにしています。
ハンガー収納は、着替えるときに入れ替えるだけ
畳むとシワが気になるような洋服(ブラウスやパンツ類)は、基本的にハンガー収納にしています。 春夏物と秋冬物の衣替えは、ハンガーの位置を入れ替えるだけ。オンシーズンのものは取り出しやすい手前にして、オフシーズンのものは奥側に。 これもまとめて入れ替えるのではなく、季節の変わり目にオンシーズンのものを着るときに奥から出し、オフシーズンのものをしまうときに奥に。着替えるついでにいつの間にか入れ替わっているという仕組みです。 そして、この方法のいいところは、オンシーズンになっても手前に出てこないものが「着ない洋服」認定されること。手放す際の仕分けもついでに終わってしまいます。
畳んだ洋服を入れた収納ケースも、上下を入れ替えればOK
セーターや、ハンガーにかけにくいカットソーは畳んで引き出し式の収納ケースにしまっています。 出し入れしやすい上段にはオンシーズンのものを入れ、出し入れしにくい下段にはオフシーズンのものを。衣替えは、収納ケースの上下を入れ替えるだけ。 また、オンシーズンのものを洗濯後にしまう際、右に右に収納するようにしています。すると、自然に手に取らないものが左に溜まっていく仕組み。
手に取らなくなった洋服の手放し方
先程紹介したハンガー収納で奥にたまった洋服や、引き出し収納で左にたまった洋服は、もう着ないものです。 傷みなどの理由で明らかにもう着られない洋服は処分しますが、好みが変わった、体型が変わったなどの理由で、まだまだ着られるけど手放すことを選んだ洋服に関しては、フリマアプリを活用しています。 その際、手元から早めに手放すために、そのときすぐ着られるオンシーズンのものから出品するように。旬を逃さずにうまく旅立たせるのがコツだと思っています。
自分に合った方法にするのが大切
年に2回程度の衣替えですが、だからこそ自分に合った方法にしておくことが大切。面倒に感じるような難しい方法にしておくと、クローゼットの前が山積みの洋服だらけになったり、気づいたら次のシーズンが始まっていたりすることも。 ちなみに、わが家では子どものお洋服も同じような方法で衣替え・手放しをしています。参考になればうれしいです。
ハギヤマジュンコ