函館SSに出走予定のビッグシーザー(c)netkeiba

　雄大な馬格で力強い走りをするビッグシーザー。前走はGIに挑戦して見せ場十分と着実に地力強化。立ち回りの巧さにも定評があり、洋芝、小回りの函館コースは合いそう。出走を予定している主な有力馬は次の通り。 【写真】ビッグシーザーのこれまでの軌跡 ■6/9(日)　函館スプリントステークス(3歳上・GIII・函館芝1200m) 　前に行っても良し、差しても良しと自在なレースぶりには目を見張るものがあるビッグシーザー(牡4、栗東・西園正都厩舎)。GI初挑戦となった前走の高松宮記念でも内を上手に立ち回って見せ場十分。メキメキと力をつけており成長一途。休み明けになるが、栗東で調整されて、その後函館に入厩後も順調。仕上がりは良く、期待十分だ。鞍上は坂井瑠星騎手。 　蹄の不安などで長期の戦線離脱があり、5歳だがまだキャリア7戦と、これからの伸びしろが十分なサトノレーヴ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)。2年前の函館開催では好成績を残しているようにこの舞台は合っており、能力的にも重賞制覇は十分射程圏。鞍上は浜中俊騎手。 　その他、重賞レースで上位常連のウインマーベルと2走前に肉薄したアサカラキング(牡4、美浦・斎藤誠厩舎)、連覇を狙うキミワクイーン(牝5、美浦・奥村武厩舎)、鞍上が付きっ切りで調整している昨年のスワンSの勝ち馬ウイングレイテスト(牡7、美浦・畠山吉宏厩舎)、3連勝と勢いに乗るサウザンサニー(牡4、美浦・岩戸孝樹厩舎)、良績ある函館で巻き返しを狙うゾンニッヒ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)などが虎視眈々。発走は15時25分。