〝イエス生誕の地”ベツレヘムでもクリスマスミサ ガザで続く死傷者を悼みつつ
キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区のベツレヘムで恒例のクリスマスミサが行われました。 ただ、ガザ情勢を受け、去年に続き祝賀イベントは中止されました。 ヨルダン川西岸のベツレヘムにある世界遺産・生誕教会では24日夜からイエス・キリストの生誕を祝うクリスマスミサが各宗派合同で執り行われました。 例年であれば、教会前広場は大きなクリスマスツリーや電飾で飾り付けられ、町はお祭りムードに包まれますが、ガザ地区では今も死傷者が増え続けているため、主要な行事は去年に続き、宗教的なものだけにとどまりました。 ミサを取り仕切ったカトリック教会のピザバラ大司教は前日までガザを訪問しており、「これが最後の暗いクリスマスになることを願う」と語りかけました。 ガザ地区での死者は24日までに4万5338人にのぼっており、参列者らは、早期の停戦実現を祈ったということです。
テレビ朝日報道局