ドラゴンズの若手ホープは? 中日、来季のブレイク候補(5)一軍出場への課題は”打撃力”?
今季も課題の得点力不足に苦しみ、屈辱の3年連続リーグ最下位に沈んだ中日ドラゴンズ。今オフには井上一樹監督が就任し、来季は”強いドラゴンズ”の復活が期待される。その一方で、来季にブレイクが期待される選手も少なくない。ここでは、来季のブレイク候補となる中日の選手を紹介する。
濱将乃介
投打:右投左打 身長/体重:181cm/81kg 生年月日:2000年5月3日 経歴:東海大甲府高 - 四国・高知 - 日本海・福井 ドラフト:2022年ドラフト5位 今季から外野手に転向した濱将乃介。プロ3年目の来季は勝負の年であり、チャンスの年でもある。 独立リーグの福井ネクサスエレファンツから、2022年ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。同期には村松開人や田中幹也、福永裕基などの主力メンバーが揃う。 プロ1年目の昨季はファームで88試合に出場し、打率.205、1本塁打、13打点、6盗塁と打撃面で苦戦。とはいえ、同年オフには「2023アジアウインターベースボールリーグ」に参加し、15試合の出場で打率.259、1本塁打、6打点、6盗塁と一定の数字を残した。 プロ2年目の今季は外野手に転向し、開幕直後はファームで好調な打撃を見せた。だが、5月以降は調子が徐々に下降。 それでも、8月からは再び調子を上げ、99試合の出場で打率.250、23打点、14盗塁と前年を上回る数字をマーク。外野手としては94試合の出場で守備率.994と、堅い守りも光った。 一軍で活躍する上で、課題となるのは打撃力。強肩で俊足という武器を持ち合わせているだけに、バットでもアピールしていきたいところだ。 そんな中、今秋のキャンプでは、外野レギュラーの細川成也が一塁守備に再挑戦。来季、一塁に細川が入るとなると外野の枠が増えるため、濱にとってはチャンスとも言える。 しかし、ライバルも多い。川越誠司やブライト健太、さらには打撃面で成長を見せている尾田剛樹の存在もあり、楽な競争でないのは明白だ。 ブレイクを果たすためには、打撃力の向上が鍵となりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部