「500万円振り込みたい…」 話を聞き警察に通報 十八親和銀の2人に感謝状、長崎署
ニセ電話詐欺の被害拡大を防いだとして、長崎署は20日、十八親和銀行観光通支店(長崎市万屋町)の古賀優子課長(51)と洪雅子課長補佐(47)に感謝状を贈った。 同署などによると、9月30日昼ごろ、80代女性が500万円を振り込みたいと窓口を訪れた。対応した洪さんは不審に思い、古賀さんに相談。古賀さんが理由を尋ねたところ、女性は「知人を名乗る女性から電話がかかってきて、お金を振り込むように頼まれた」と説明した。 さらに、数日前にも「投資をしないか」と男性から電話があり、お金を口座に振り込んだことも話した。2人で詐欺の可能性を伝えたが、信じてもらえなかったため、警察に通報し詐欺被害拡大を防いだ。 多田浩之署長がそれぞれに感謝状を贈呈。古賀さんは「日ごろから高額な振り込みの場合には理由を尋ねるように心がけている。今後も親身になって話を聞くスキルを上げていきたい」と話した。