室井滋さんと本木監督、映画撮影の裏話紹介 黒部シアター冬「温泉とシネマの旅」始まる(富山)
黒部シアター2024冬「温泉とシネマの旅」が7日、富山県黒部市芸術創造センター・セレネで始まった。国内外の映画を取り上げたイベントで、初日は米騒動をテーマにした長編「大コメ騒動」の上映に続き、出演した県出身の俳優、室井滋さんと富山市出身の本木克英監督が撮影の裏話を語った。8日まで。 室井さんは立山連峰やトロッコ電車をデザインした着物で登場。富山の女性は我慢強いが、時に感情を爆発させることがあるとして「米騒動は富山だから起こったのではないか」と語った。本木監督は、撮影時にエキストラの県民から、役者のせりふの富山弁に逐一指摘が入ったとし、「富山弁の映画は二度とやりません」と冗談を言って観客を笑わせた。 黒部シアターは黒部舞台芸術鑑賞会実行委員会が主催。2020年から年に数回、演劇や舞踊、映画の企画を行っている。 8日は世界の短編映画20本を上映する。富山市出身の平井敦士監督による「ゆ」の上映と舞台あいさつもある。チケットは1200円。