ランチ代節約のため、白米持参で出勤し、コンビニでおかずを買っています。おかずも手作りした場合、1ヶ月でどれだけ節約になるでしょうか?
会社に出勤する日の昼食は、コンビニで済ませる人も多いと思います。コンビニは数が多く、忙しい時でも手早く購入できて便利ですが、昼食を毎回コンビニで買っていると、月々の食費が思った以上に高くなってしまいます。節約のために、昼食を手作り弁当にした場合と、白米持参でコンビニでおかずを買った場合だと、食費にどれほど違いがあるのでしょうか。 今回は、手作り弁当とコンビニのおかずの費用の差を検証します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
コンビニの惣菜の値段と手作り弁当との比較
大手コンビニエンスストアの惣菜は、ハンバーグやサバの味噌煮、から揚げなどのメインの主菜が300円~500円ほどで売られています。きんぴらごぼうなどの副菜は、150円~200円ほどが相場です。少し節約して、価格が低めの主菜と副菜を1品ずつ購入してランチとした場合、おかずの代金は500円ほどです。 農林水産省が算出した、茶碗1杯分のごはんの値段は25円です。茶碗1杯のごはんは、精米65g使用、5kg当たり1897円(POSデータによるコメの平均小売価格〈令和3年12月〉)で算出しています。 茶碗1杯分の白米を持参して、コンビ二でおかずを購入したら、1食あたりのランチの代金は525円になります。525円のランチ代金で、1ヶ月の会社の出勤日を22日と仮定して計算すると、会社出勤日の1ヶ月のランチ代は、525円×22日=1万1550円です。 株式会社ニチレイフーズが2018年に行った調査によると、手作り弁当の1食あたりの材料費は231.5円でした。手作り弁当で、1ヶ月あたりの会社出勤日のランチ代を計算すると、231.5円×22日=5093円になります。 白米持参でコンビニでおかずを購入した場合と、手作り弁当では、1ヶ月に6457円の違いが出ます。昨今の物価高の影響で、手作り弁当の材料費も上がっていますが、それでも手作り弁当は費用の面で優れている可能性があります。
働く人の昼食代の平均はどれくらい?
株式会社エデンレッドジャパンが会社員300人を対象に行った「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」では、ランチの平均価格は400円でした。前年に同様の調査を行ったところ、436円という結果が出ています。 また、株式会社リクルートが2024年3月に行った調査では、ランチの平均価格は452円という結果が出ており、ここ数年の働く人のランチ費用は、400円~450円ほどが平均であることが分かります。先述した白米持参でコンビニでおかずを購入した場合の費用は525円でしたが、調査結果の平均と比較するとやや割高のランチ費用となります。 「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」の調査では、「昨今の物価高・値上げにより、家計が苦しくなっていると感じますか?」という質問もあり、約8割の回答者が、「苦しいと感じている」と回答しています。物価高の影響は、ランチ費用にも大きく影響していそうです。