家電のプロが厳選した“冬のオススメアイテム”とは? 季節商品だけでなく、拡大する防犯需要にも応える
12月4日、エディオン横浜西口本店6階にて、エディオンによる「テーマ別・冬の最新トレンド/タッチ&トライ」が開催された。 【写真で見る】家電のプロたちがおすすめした、この冬注目の「クリーナー」「おもちゃ」「防犯グッズ」たち 当日は株式会社エディオン 上席執行役員 マーケティング統括部 部長 長谷川 剛氏、同社執行役員 エディオン横浜西口本店 店長 住田徳也氏、同社商品統括部 生活商品部 福田昌史氏(クリーナー担当シニア MD)、同社商品統括部 エンターテイメント商品部 清水大亮氏(おもちゃ担当 MD)、同社商品統括部 季節商品部 部長 櫻井亮二氏(防犯グッズ責任者)が登壇。各テーマに沿った冬の最新トレンドアイテムを紹介した。 まずは長谷川氏が同社の事業について紹介。グループは現在1200店舗超となっており、家電販売以外にもリフォーム事業やプログラミング教室などの教育事業、ECや売り場で直接聞いた顧客の声を活かしたオリジナルのPB商品などにも力を入れているという。 また、同社では「生活商品」「季節商品」「情報・映像商品」「モバイルネットワーク商品」「エンターテインメント商品」「リフォーム商品」と大きく6つのセグメントに商品を分け、家電だけでなくインテリア、家具、ゲーム、おもちゃ、酒、薬、コスメなどを取り扱う同社のエースバイヤーたちがトレンドを捉え、先取りした商品と品揃えを通じて“快適な暮らし”を提案するための商品を紹介してくれた。 一番手として登壇した福田氏は「年末の大掃除や冬のボーナス商戦ということもあり、1年で最も購入単価が高いのが12月、新生活で購入数が最も多いのが3月」だと語る。そのうえで「かつてはキャニスター型がメインだったクリーナーだが、ここ数年でスティック型のクリーナーのニーズが年々拡大している」という。 そんな福田氏が新世代のスティッククリーナーとして紹介したのが「自動ごみ収集付きモデル」。シャーク忍者が製品を発売したことで市場が拡大し、どんどん需要が高まっているという。ゴミ捨てカップの掃除の手間が軽減し“掃除機の掃除”の手間から逃れられるモデルだ。人気なのは『Shark EVOPOWER SYSTEM NEO II』と『TOSHIBA コードレスクリーナー TORNEO cordles』の2機種、前者は1.6Kgと軽量でセンサーにて壁際を認識し隅々まで吸引することができるモデル。後者はごみ収集ドックが紙パック方式で、吸い吹き2WAYワイパーも付属している。 続いて「ヒット商品が次々に登場している」と紹介されたのは「軽量紙パック式モデル」。そのなかでも福田氏がお勧めしたのは『HITACHI パワかるスティック PVBL45E4N』と『IRIS OHYAMA 充電式紙パックスティッククリーナー SBDG4PH』。前者は1.4Kgと軽量で、緑のライトで見えないゴミもはっきりわかるもの。後者は静電モップ付きで省スペースなモデルだ。 最後に「+α機能モデル」。福田氏がお勧めしたのは『HITACHI パワーブーストサイクロン PVBH900SM』『Shark スチームモップ S8201JWH』の2つ。前者はスマホと連携したARお掃除機能を備えており、後者は回転パッドと高音スチームで汚れを除去することができる。 続いて登壇した清水氏は「2023年度の国内おもちゃ市場は人口減少の状況下のなかで初となる1兆円を突破した」とコメント。ここには“キダルト層”の市場規模拡大が大きく影響しているという。売上構成も2018年対比で1.8倍まで成長し、2024年度の売上高は過去最高になる見通しだ。 そして清水氏が紹介したのは「2つのトレンド」。1つめのトレンドは「進化系インタラクティブ」。一人っ子が急増し、女性の社会進出により留守番する子供が増加、インターネットゲームの危険性を感じた親によるひとり遊びの需要拡大などがあり、需要が拡大しているジャンルだという。そのなかからお勧めされた2製品は『うまれて!ウーモ アライブ』と『すみっコ スマホワイド』。前者は「どきどきわくわくの孵化体験」を味わえるおもちゃ、後者は72のアプリやカメラ機能動画編集、音声操作などの機能が充実している本格的なスマホ型おもちゃだ。なお、エディオンには「トイ・ワイド友の会」という盗難火災水災も対象の修理代補償サービスがあり、これらのおもちゃも対象ないになるという。 2つ目のトレンドは「キダルト」。少子化により大人向けの需要が増え、懐かしいものを好む雰囲気が醸成され、アニメやキャラクターが流行し始めた70~80年代に幼少期を過ごした大人に刺さる商品が好まれている。『DX変身ベルトガヴ』。登場キャラクターである「ゴチゾウ」の人気もあり、女性層の購入も増えているという。『BEYBLADE X BX-37 ダブルエクストリームスタジアムセット』は25周年を迎えるベイブレードの最新作。親子での大会参加なども目立つこと、同製品はオールインワンセットとして需要があることなどをポイントとしてあげた。 最後に登壇した櫻井氏は「2024年は防犯意識が高まった世の中」だとし、「8月から連続して発生した緊縛強盗事件、10月に横浜で発生した事件を受け、ドアホンや防犯カメラ、センサーライトなどの需要が拡大しています」と明かした。そのうえで「ここ最近の強盗事件は手口が巧妙化しているため、適切な情報発信・啓蒙活動をしていきたい」と語り、防犯対策のキーワードとして「オ(音)・カ(カメラ)・ラ(ライト)」が重要だと紹介した。 そのなかで“音”のお勧め商品として紹介したのは『EPLA 防犯アラーム AKB100BL』『ELPA 窓アラーム ASAW13BR』『LITHON 応答くん KSVC-001W』の3つ。最後の製品はインターホンに対して男性の声で応答するためのもので、一人暮らしの女性などにぴったりだ。また、カメラのお勧め商品には『Panasonic ワイヤレステレビドアホン VSSGZ20L』『Panasonic 有線テレビドアホン VLX50AHF』『NSK 防犯カメラ NSAI2120WRMS』を、ライトのおすすめ製品には『REVEX ライト SLR-85ARM』『RITEX コンセント式センサーライト LEDAC315』『ELPA ソーラー発電式センサーライト ESL312SL』を挙げた。 最後に住田氏が登壇し、オープンから1周年を迎えたエディオン横浜西口本店を紹介。『CeeU Yokohama』の2~7階にある同店は、エディオンにとって初となるフェムテックコーナー(3F)や地域最大級のショールーム型リフォームコーナー(4F)、家電量販店初のゲーム対戦場「オクタゴン」(6F)、家電量販店初の5レーンミニ四駆コーナー(7F)が存在する超大型店だ。1周年を迎えるにあたって行われたリニューアルでは、ライフスタイルにあわせてテレビの展示方法を刷新し、白物家電コーナーを1.7倍に拡張。6Fには中古レコードのコーナーを新設し、3Fではペット用品を拡充させたほか、家電量販店では初となる「フェムテック自販機」を設置した。売り場だと起こってしまう“買いにくい”という悩みにも応えた形だ。 なお、同店では1周年のリニューアルセールとして、最大15%のポイント還元を行なっているほか、各週末には大型イベントを開催。12月14日・15日にはUSJとのコラボとして、ミニオンも登場するイベントが行われるという。
中村拓海