北陸のローカル車両勢揃い 521系5種類の雄姿をカメラに 金沢のIR車両センター
北陸三県の並行在来線を走る「521系電車」の撮影会が6日、IRいしかわ鉄道車両センター(乙丸町)で開かれた。県内外から集まった鉄道ファン約100人が、JR北陸線カラーなど5種類のデザインの車両をカメラに収め、在来線の主役の雄姿を間近に感じた。 撮影会は北陸新幹線敦賀開業で、3県の第三セクター線がつながったことを記念して開かれた。会場の留置線には、11月で無くなる予定の青白ストライプのJR北陸線カラーをはじめ、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、ハピラインふくい、JR七尾線の5種類の車両が並んだ。 兵庫県三田市から訪れた稲岡大晟さん(23)は「521系はバラエティーに富むのが楽しい。5種が同じ場所に並ぶのは奇跡のよう」と話した。 521系は2006年に登場した。新幹線開業に伴い三セクに譲渡された車両や各社で発注した車両が現在も活躍している。 会場では、かつてのお座敷列車「わくわく団らん」や、1996年の「全国豊かな海づくり大会」開催時に、のと鉄道を走ったお召し列車のトレインマークなど貴重な装備も展示された。