右手の小指を骨折しながら強行出場「鉄人、ボロボロです(笑)」エスポラーダ北海道・水上玄太が復帰後初ゴール|フットサル
クラブをなくすわけにはいかない
──今日の観客数は1648人でした。 うちのホームゲームはたくさんの人が来てくれるんです。ゴールを決めたら「ドカーン」となるじゃないですか。あれ、超気持ちいいんです。それこそ、(鈴木)裕太郎のゴールは、僕らだけじゃなく、会場からのプレッシャーも感じたから、ああいうゴールにつながったのかなと思っています。 ※鈴木が相手GKにプレッシャーをかけてカットしたボールが直接ゴールに吸い込まれた ──今シーズンはGM兼選手ではなく選手に専念していますが。 昨シーズンまではウォーミングアップ中も「ちゃんと埋まるのかな」ってお客さんの入りを考えたり、試合中も運営でうまくいかないところがあると「やばい」ってなったり。今はそういうのはないので、プレーに集中できてるし、いい意味でフットサルを楽しめています。 ──ただ、F1に昇格しなければクラブの存続が危ぶまれている状況でもあります。 あの2敗がなければ……とは思いますが、時間を巻き戻すことはできません。みんなで言っていたのは、気持ちを切り替えて、後半戦で全勝しようと。長野とは勝ち点差も、得失点差も開いている。正直厳しいのはわかっています。ただ、直接対決はまだ残っているし、勝ち続けてプレッシャーを与えるしかない。自分たちのできること、今日みたいに1点でも多くとる、失点を少なくする。それができる選手たちだと思っています。 ──サポーターによる署名活動も行われていますが。 ありがたいなという気持ちと、申し訳ないという気持ち、両方があります。僕も(GMだった)昨シーズンの時に何かできなかったかなと思いつつ、クラブをなくすわけにはいかないというのは同じです。できることがあるなら、選手も協力したいと思います。 ──エスポラーダ北海道をなくしちゃいけない。 はい。僕らが伝えるより、こうやって、たくさんの人が応援しに来てくれるチームなんだよっていうのを見せることで伝わるものがあると思います。選手たちは、そういう人の思いも、ピッチの上で体現できるようにしていきたい。 ──勝って喜んで帰ってもらう。 もう、それを続けていくしかないです。 ──鉄人、頑張ってください。 ありがとうございます!