ウィノナ・ライダーら「ビートルジュース」新作を回想、ジェナ・オルテガは褒められ耳ふさぐ
映画「ビートルジュース ビートルジュース」より、米ニューヨークで行われたキャストインタビューが到着した。 【画像】「ビートルジュース ビートルジュース」ポスタービジュアル 1988年に公開されたホラーコメディ「ビートルジュース」の続編にあたる本作では、前作から35年後を舞台に“人間怖がらせ屋”のビートルジュースがハロウィン史上最大の事件を巻き起こすさまが描かれる。ティム・バートンが監督を務め、ビートルジュース役でマイケル・キートンが出演した。 リディア・ディーツ役のウィノナ・ライダーは、当時15歳で前作「ビートルジュース」に参加した。「覚えているのは、本当に奇妙だったという感覚」と振り返るライダーは「すごくビッグな出来事だった。それまで私の考えなんて聞かれたことがなかったから、初めて映画作りの仲間入りをさせてもらったという気分だったの」と回想。本作でもバートンによってその雰囲気が再現されていると明かし、「彼は本当に才気あふれた人で、ビジョンがある。だから私たちは『何か違うことだって試みられるのだ』という気持ちになれた」と語った。 一方で、「私はずっと、リディアが誰かと一緒になるなんて想像できなかった。彼女はいつも自分だけの世界に1人で浸り続けるイメージがあった」とも吐露するライダー。リディアの婚約者ローリーに扮したジャスティン・セローは自らの役柄を「個人的には好きじゃないね(笑)。彼はあまりにもナルシストだから。見るうえでは魅了されてしまうような人間だけど」と紹介する。そしてローリーとリディアの関係について「共依存の関係であって、健全な人間関係ではない」と思い返した。 ジェナ・オルテガ演じるリディアの娘アストリッドと、キャサリン・オハラ扮する彼女の祖母デリア・ディーツは、劇中で息のあったダンスを披露する。オハラが「かなりノってたわね。まったく問題を感じずにやってた」とオルテガをたたえると、オルテガは「それは、私があなたを信頼してたから。もし『崖から飛び降りなさい』って言われたら、私は『OK、頭から? それとも足から? って聞いていたわ」と尊敬のまなざしを向ける。2人は互いに真似し合いながらダンスを習得したそうで、オハラは「まるで鏡を見て追う、ゲームのように動いていったわけ。『ああ、そういう動作? じゃあ、私もその動作にする』って感じで、楽しかった。そのほんの少しだけが、映画で披露されたの」と述懐した。 そして「オルテガに『こういった俳優になってほしい』という思いはあるか?」と問われたオハラは「ジェナは正しい道をすでに歩んでいると思う。頭の回転がよくて、彼女が自分の家族について話すときの感じが、私はとっても好き。地に足がついていて、愛らしい。遊び心もあるから多くの素晴らしいアイデアを思いつく」と賛辞を送る。横で恥ずかしそうに耳をふさいでいたオルテガが「私のことをそうやって話すことをあなたは許されるのに、私はあなたのことを褒めることができないってわけ?」と嘆くと、オハラは「その通り(笑)」と応じていた。 モニカ・ベルッチはビートルジュースの元妻ドロレス役で出演。劇中では、彼女がホチキスでバラバラにされた身体を留めていくシーンが描かれる。撮影に2、3日かかったというベルッチは「まるでホラーのダンスシーンのよう。ボディランゲージと呼べる、体で表現する言葉のようだった。自分がパントマイムのように感じて、壊れた人形を演じているみたい」と打ち明ける。キートンとの共演については「おかしなシーンや親密なシーンもあったのに、私たちはさほど近しい関係ではなかった。でも彼が親切で寛容だったから、彼との共演シーンの撮影が大好きなものになった」と充実した様子を見せる。 そしてベルッチは、本作がファミリー映画かつ“女性たちの映画”でもあると伝え「女性たちが社会や業界に強烈な影響を与えている時代に、3世代の女性たちが描写されている。彼女たちはお互いを愛し、お互いをサポートし合っているの。喧嘩してるときでさえ」と言葉を紡いだ。 「ビートルジュース ビートルジュース」は9月27日より全国でロードショー。 (c) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved