「板倉滉を警戒するぞ!」に堂安律が戦いながら感じた「誇り」…ドイツで《違いを生み出す選手》と認められつつある2人の「存在感」とは
シュースター監督の高評価
言葉の一つ一つに自信がみなぎる。チームとしてのゲームプランがある中、戦術面で重要な役割を果たし、攻守でチームにポジティブな効果をもたらし、変化をもたらし、苦しい状況でも適切な対応をするという、まさに《違いを生み出す選手》としての活躍を見せている。チームにとってどれだけ欠かすことができない存在か。そんな堂安の成長は偶然ではない、とユリアン・シュースター監督は普段の取り組みをほめていた。 「いつでもやるべきことにフォーカスして努力するし、ディテールへのこだわりを持っている選手だ。満足することなく、さらなる成長へと常に貪欲だ。守備面で大きな成長を遂げ、正しいタイミングでゴールを狙うプレーが身についてきている。それに自身のプレーだけではなく、味方選手をうまく生かすこともできているのも大きい」
評価も序列ももっと上へ
第14節ヴォルフスブルク戦でも鋭いシュートでゴールを脅かし、また精度の高いクロスでオーストリア代表FWミヒャエル・グレゴリッチのゴールをアシスト。14節終了時で5ゴール2アシストという数字だけではなく、ドイツの専門誌の平均採点でもチームトップの評価を受けている。 世間からの評価は上がる一方だし、チーム内の序列も上の立場になってきている。もっと上へ、もっと先へ。堂安の情熱が枯れることはない。まずは今季、フライブルクを再び欧州の舞台へ導くさらなる活躍を期待したい。
(「欧州サッカーPRESS」中野吉之伴 = 文)
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