【ラグビー】“フランスの至宝”と戦う日本代表SH斎藤直人「必ずキーになる」10日早朝大一番
ラグビー日本代表(世界ランク14位)は9日(日本時間10日午前5時10分)、欧州遠征「リポビタンDツアー2024」初戦でフランス(同4位)に挑む。 前日となる8日は現地からSH斎藤直人(27)がオンラインで取材対応。相手はフランス1部トゥールーズの同僚であり、21年世界年間最優秀選手のSHアントワーヌ・デュポン(27)が先発する。「フランスの至宝」は7月のパリ五輪(オリンピック)で金メダルを獲得した7人制から、15人制に戻っての代表初戦。注目度高まる一戦に向けて、斎藤は「特別彼を意識して、ではなく、自分たちがどう戦うか。その中でデュポンや(SO)ラモスは必ずキーになる。キッキングゲームで、この2人のいいキックを蹴らさないことが大事になる」と警戒した。 日本は過去1分け12敗となっており、会場のフランス競技場(スタッド・ド・フランス)は約8万人を収容する。22年の敵地トゥールーズでの対戦時(17●35)は観衆3万750人。当時を思い返し「2年前もアンセムの時から、ものすごいアウェーな状況。今回はあの時の倍以上の観衆が入る。まずはコミュニケーションのところ。どうやって勢いを自分たちで生み出すか。自分たちで作り出すことしかできないので、うまくハドルを組んだり、リーダーのアクションで作りたいと思います」と生かす。フランスでの経験を日本代表に注入する。【松本航】 ◆日本代表登録メンバー 〈1〉岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス) 〈2〉原田衛(東芝ブレイブルーパス東京) 〈3〉竹内柊平(浦安D-Rocks) 〈4〉エピネリ・ウルイバイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ) 〈5〉ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京) 〈6〉下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス) 〈7〉姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ) 〈8〉ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 〈9〉斎藤直人(スタッド・トゥールーザン) 〈10〉立川理道(主将、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 〈11〉長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 〈12〉シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ) 〈13〉ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ) 〈14〉ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京) 〈15〉マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ) 〈16〉松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ) 〈17〉森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス) 〈18〉為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 〈19〉ファカタバ・アマト(リコーブラックラムズ東京) 〈20〉テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル) 〈21〉藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ) 〈22〉梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス) 〈23〉松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)