訪日の蒋台北市長 日華懇メンバーと意見交換 長年の台湾支持に感謝
(東京中央社)訪日中の蒋万安(しょうばんあん)台北市長は17日、東京都内のホテルで開かれた超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)のメンバーとの朝食会に出席し、日華懇の長きにわたる台湾への支持に感謝を示した。 蔣市長は15日から18日まで滞在。朝食会には日華懇の古屋圭司会長や衛藤征士郎顧問らが出席した。会場となったホテルの入り口には中華民国(台湾)国旗が掲げられた。 蒋市長は、古屋氏が海外美術品等公開促進法の制定に尽力し、国立故宮博物院(台北市)収蔵品の東京国立博物館などでの展示につながったことや新型コロナウイルス流行時に日本政府に対して台湾へのワクチン供与を働き掛けたことなどに感謝した。朝食会後には報道陣の取材に対し、より深く意見交換ができたと語った。 古屋会長は、日華懇が日本全国の基礎自治体首長でつくる日台共栄首長連盟と協力し、高校生らの台湾への卒業旅行を推進したいと語った。また20日に行われる頼清徳(らいせいとく)次期総統の就任式には日華懇のメンバーも出席することに言及した。台北市長経験者は総統になる可能性があるとし、いつか蒋氏の総統就任式に出席するかもしれないと話すと、会場から笑い声が上がった。 (戴雅真、楊明珠/編集:齊藤啓介)